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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院 

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鍼灸一筋のひとり言

【ツボで解決】瘀血(おけつ)は慢性疾患のもと!

あなたの慢性症状は、瘀血(おけつ)が原因かも知れない?

【最終更新日】令和6年4月11日

【筆者】岡田匡史(鍼灸師)

瘀血(おけつ)って何?

瘀血(おけつ)というのは、血液の流れが滞ってしまい、分かりやすく言えば「ドロドロ」としている状態です。

 

特にお臍の斜め下ぐらいが、硬くなり・押すと痛みを伴う事が多いです。そこの部分が、瘀血塊として固まっています。

 

血液の流れが悪いと、血栓ができて脳梗塞・心筋梗塞などの梗塞の病気を引き起こす可能性もあります。

 

また、血液が滞っていると細菌の毒素など溜まり、そこから全身に毒素が広がり、ます。

 

そうすると、さまざまな身体の不調を引き起こします。

 

もしかすると、あなたに身体に現れている「めまい・頭痛・動悸・食欲不振・胃のもたれ・不妊・肩こり・腰痛」なども瘀血(おけつ)による影響かも知れません。

瘀血(おけつ)ができる理由

瘀血(おけつ)ができやすい原因には、腹部の血管の構造に関係があると言われています。

 

それは、腸から吸収した栄養を肝臓に運ぶための門脈には、弁がなく血液が停滞しやすいという特徴があります。

 

その構造的な問題に加えて、

  • 運動不足
  • 外傷による怪我(打撲)
  • 腹部の手術(虫垂炎・卵巣膿腫・帝王切開など)
  • 精神的ストレス
  • 月経障害
  • 遺伝体質

 

などが影響し瘀血(おけつ)ができると、考えられます。

 

もう一つ考えられる事は、毎日あなたが食べている「食べ物」です。

 

何を好んで食べているかによって、瘀血(おけつ)を助長してしまいます

 

私は、疲れたときに甘い物を食べたくなって、「チョコレート」をつまんでしまいますが、甘い物は、瘀血を助長します。

 

例えば、

砂糖類・チョコレート・ケーキ・ココア・まんじゅう・アイスクリームです。

 

【甘い物は、おけつを助長】

 

蜂蜜(はちみつ)や黒砂糖なら大丈夫なんじゃないの?と思うかも知れませんが、これらも含まれます。

 

他にも

■乳脂肪類

  • チーズ・生クリーム・バターなど

■その他

  • 辛みの食べ物(唐辛子・キムチ・明太子・カレー・わさび・からし)、アルコール類・肉の過食などです。

 

これらから分かるように、瘀血(おけつ)を助長しているのは、「砂糖」・「肉類」・「動物性脂肪」の摂取量の増加です。

 

昭和30年代後半から、「花粉症」・「アトピー性皮膚炎」などが登場し、アレルギー疾患の異常増加と関係があると言われています。

 

 

おかだ鍼灸院に来られる方をみても

  • 食生活の不摂生(甘い物・脂っこい物の食べ過ぎ)
  • ストレス
  • 運動不足
  • 手術(虫垂炎・婦人科疾患)

 

が影響をして瘀血体質(おけつたいしつ)になっている方が多いように感じられます。

なぜ瘀血(おけつ)があるとわかるのですか?

瘀血(おけつ)を見つける方法

おかだ鍼灸院では、不調の原因を調べる為に、脈診・腹診・舌診と呼ばれる東洋医学の特殊な技術を使います。

 

特に重要なのは、「腹診」です。

 

瘀血(おけつ)がある方の場合ですと、お臍から斜め外方を押すと、硬くなっていて・圧痛を伴う事が多いです。

 

ツボでいうと、中注・大巨と呼ばれる付近になります。(下記の図を参考に)

瘀血(おけつ)の反応部位①

この反応により、ドロドロ血液の瘀血(おけつ)があると考えられます。

 

その他にも、背中(肩甲骨の下)を押すとグリグリと硬くなっている方がいます。この反応も瘀血(おけつ)があるとみられます。

瘀血(おけつ)の反応部位②

その他にも、次のような方は心配です。

  • 舌の色が黒味かかた紫色をしている
  • 生理痛が酷い
  • ニキビが多い
  • 目の周りが黒っぽい色素沈着がある
  • 肌がカサカサする

 

なども瘀血(おけつ)がある時に現れやすい症状です。

 

おかだ鍼灸院では、身体に表れている症状と「お腹や背中」・「舌の色」などから瘀血(おけつ)があるのか?ないのか?調べて施術を行っています。

ドロドロ血液(おけつ)をツボで解決!

おけつを解決!

おけつには中封(ちゅうほう)

お臍の斜め外方の下が硬くなっている方の場合は、足首にある中封(ちゅうほう)と呼ばれるツボを押します。

 

瘀血(おけつ)がある方の場合ですと、大抵、このツボを押すと痛みを伴います。

 

このツボを押してみて、お腹が緩むようであれば、効果を発揮する事が分かります。

 

おかだ鍼灸院では、瘀血(おけつ)がある方の場合は、このツボに「はり」を行います。

 

身体の変化が敏感に分かる方だと、その一穴で「お腹がスッキリした!」・「グルグル動き出した!」などを教えてくれます。

 

しかし、瘀血(おけつ)が強い方の場合だと、なかなかお腹が緩みません。そのような場合は、自宅で中封(ツボ)にお灸を行ってもらいます。

 

そうすると、だんだんとお腹も柔らかくなっていき、瘀血(おけつ)も解消に向かいます。

 

ツボの場所
おけつを解決するツボ(中封)

中封(ちゅうほう)は、足首の内側にあります。内踝(うちくるぶし)の前方にある太いスジの内側です。このツボが中封になります。

 

おけつには、膈兪(かくゆ)

膈兪は、瘀血(おけつ)がある時にグリグリと硬くなっていると、ご紹介しました。

 

実は、瘀血(おけつ)を解決する為の「ツボ」でもあります。

 

もともと膈兪は、「血会(けつえ)」と呼ばれるツボで、「血液に問題がある時に使うと良いですよ!」と言われています。

■鍼灸治療基礎学(医道の日本社)

難経に「血は膈兪に会す」とあり、「血病皆之に灸するに宜し」(和漢三才図会)と註されているが、この血病というは瘀血より来る神経症やヒステリーを指すらしい。実際そうした病気によく効く処である。だが、聚英には「蓋し上は即ち心兪、心は血を主る、下は即ち肝兪、肝は血を蔵す。故に膈兪は血会と為す」とあり、血液に関する病を主る処であるとされている。(P164~165を引用)

ツボの場所
おけつを解決するツボ(膈兪)

 

膈兪(かくゆ)がどこにあるのかというと、背中にあります。

肩甲骨の下の部分を肩甲骨下角(けんこうこつかかく)と呼びます。両方の肩甲骨下角の下を線で結ぶと第七胸椎と第八胸椎の間になる事が多いです。

 

その場所から、1寸5分離れた場所が膈兪になります。

 

1寸がどのくらいの長さかというと、あなたの親指の幅になります。

 

1寸五分だと、親指一本の幅と親指半分の幅を足した長さです。

プロフィール

岡田匡史(おかだまさし)
1978年生まれ
経歴

1日400人以上来院する整形外科・都内の鍼灸整骨院で鍼灸の施術とリハビリを担当する。

取得国家資格

・はり師
・きゅう師
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師