埼玉県幸手市・久喜市で鍼灸院をお探しの方
自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
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最終更新日:令和5年8月16日
肩が凝って辛いな~と思った時に、マッサージを受けに行った事がありますか?
そして、施術者によって、「スッキリする場合」と「スッキリしない場合」ってありませんでしたか?
一般的に、肩こりを訴える方の多くは、僧帽筋と呼ばれる筋肉が凝っています。
ちょうど、そこは、リュックを背負う時にベルトが当たる場所です。
この僧帽筋は、肩こりで有名な「肩井」と呼ばれるツボになります。
もし、あなたが「肩こりを楽にするツボがないかな?」と、検索をすると必ずどこかのサイトに出てきます。
私(鍼灸師)も肩が凝ってしまうと、自然と「肩井」付近を揉んでいます。
一般的な肩こりなら、ここをほぐせば楽になるでしょう。
【参考】
〇肩井(けんせい)
[主治]肩首のこり。頭痛。歯痛などの肩から上の病。
引用:超旋刺と臨床のツボ(医道の日本社)
しかし、頑固な肩こりの方の場合は、「肩井」を揉んでもスッキリしない事が多いです。
なぜかというと、一般的な僧帽筋の凝りではなく、斜角筋と呼ばれる筋肉が凝っている事が多いからです。
斜角筋は、どこにあるのかというと、首の前側にあります。
ここの場所は、ツボでいうと「缺盆(けつぼん)」に当たります。
斜角筋の間には、腕神経叢と呼ばれる「神経」と鎖骨下動脈と呼ばれる「動脈」が流れている場所でもあり、更にその奥には、星状神経節という自律神経に関わる神経もある場所です。
とても敏感な場所で重要な場所です。強く押してしまうと、かえって痛くなります。
素人の方や新米マッサージ師では、「まさか首の前側が凝っていると思っていない」・「下手に押すと痛がる」等で、この場所に触れる事がありません。
しかし、マッサージの上手い施術者やベテランの方は、上手にほぐすので楽になるのです。
私は、鍼灸師なので、頑固な肩こりの方の場合は、「缺盆」に鍼を行い筋肉を緩めます。
そうすると、頑固な肩こりでも楽になるのです。
また、この場所がすごく硬くなっていると、神経と動脈が絞扼されて、腕が重だるく感じる事があります。
以前、マッサージを受けても、腕の重だるさが取れなくて困っている方に、この場所を鍼で柔らかくしてあげると、「腕が楽になった!」と喜ばれた事もあるツボです。
このように、本当の原因が腕にあるのではなく、首に存在していたのです。
【参考】
〇缺盆
[主治]上肢のしびれ、肩こり、肩背痛。内臓、特に心臓、胃、すい臓の異常。
引用:超旋刺と臨床のツボ
人によっては、「缺盆」付近が骨のように固くなっている場合もあります。
このような場合は、手でほぐす事が困難になってくるので、鍼灸の良さを知ってもらう機会かと思っています。
【参考図書】