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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
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【記事投稿日】令和7年8月5日
子宮内膜症は、子宮の病気だと思われがちですが、子宮の外に子宮内膜のような組織ができてしまう病気です。
そして、この内膜が、卵巣・卵管・腹膜・直腸・膀胱など発生し、毎月の月経周期に合わせて出血や炎症を起こすため、痛みや不妊の原因になる事があります。
主な症状は?
今回、この子宮内膜症による『生理痛』を和らげるツボを4つご紹介します。
月経血にレバー状の塊がみられる・舌を見ると紫色をしている・目の下にクマがあるなどは、血液の滞り(瘀血)がある人の特徴です。
このよう方は、血流を良くすると『月経痛』が楽になるので、【三陰交】や【血海】を使用します。
また、生殖器系の炎症を鎮めて楽にする方法もあります。
三陰交は、内くるぶしから上3寸(人差し指から小指の幅)、脛骨内側縁の骨際にあります。
私(鍼灸師)の場合、女性の患者さんには、三陰交を押して痛みがあるかチェックをしています。
ここを押して痛みがある方に『生理痛はありますか?』と聞くと、たいてい『あります』と答える事が多いです。
もし、子宮内膜症でお困りの方は、まずこのツボを押して痛みがあるか、チェックをしてみましょう。
もし、痛みがある場合は、三陰交のお灸が良いと思います。
血海は、血液の滞り(瘀血)・血の不足(血虚)の方に使用します。
このツボは、膝の内側の角から上2寸(人差し指から薬指の幅)にあります。
ツボを押して痛みがる・硬くなっている方は、お灸をすると良いでしょう。
蠡溝(れいこう)は、足の厥陰肝経(けついんかんけい)と呼ばれる経絡上にあります。
この経絡(気血の通路)は、生殖器を通過しているので、生殖器に問題があるとツボに反応が出ている事が多いです。
蠡溝は、内くるぶしの上5寸にあります。脛骨上の凹みにツボがあります。
5寸の長さは
なので、両方を足した長さになります。
もし、このツボに反応が出ている場合は、透熱灸(もぐさを米粒ほどに捻るお灸)を行います
鍼灸臨床わが三十年の軌跡(医道の日本社)の中には、蠡溝の多壮灸を行ない、子宮内膜症による月経痛を改善させた症例があります。
ちなみに、『多壮灸』というのは、透熱灸を複数回おこなうことです。
私の場合、多壮灸をする時は、21壮ほど行っています。
このツボを押した時に圧痛がない方は、別のツボを使った方が効果があると思います。
曲泉は、蠡溝(れいこう)と同じく、足の厥陰肝経(けついんかんけい)にあるツボです。
このツボを『使う』・『使わない』の判断をする時は、行間(こうかん)を押してみます。
行間を押した時に痛みを感じる時は、経絡上の炎症を表す反応なので、曲泉が効果的です。
生殖器系の炎症を鎮めてくれます。
曲泉は、膝を深く曲げた時にできる皺(しわ)の先端にとります。
ここに透熱灸で『多壮灸』を行ないます
以上が、子宮内膜症による【生理痛】を和らげるツボでした。
ツボの使い方は、一番反応が出ていた1つの『ツボ』にお灸をすると良いでしょう。
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1日400人以上来院する整形外科・都内の鍼灸整骨院で鍼灸の施術とリハビリを担当する。
・はり師
・きゅう師
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師