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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院 

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鍼灸一筋のひとり言

ツボの専門家が教える「足の冷え」を改善するツボ

足の冷えに三陰交(ツボ)が効いたお話

【最終更新日】令和6年3月27日

【筆者】岡田匡史(鍼灸師)

 

以前、鍼灸院に来られた方の中に、腰痛を訴える女性がいました。

その方によると、腰痛の他にも「足が冷えて夜眠れない」・「寝る時は、靴下を履いている」と、言っていました。

 

そこで、私がお勧めしたツボが「三陰交」と「内関」です。

 

毎日、ここにお灸をすえるように伝えました。

 

 

私(鍼灸師)が、このツボを選んだ理由は、

この女性は、脈が細く、「血の不足」と「血行不良」から足の冷えが起きていると考えたからです。

 

もともと、三陰交は「血」を増やし、内関が「血行」を良くする働きがあります。

 

長野潔先生の著書【鍼灸臨床新治療法の探求(医道の日本)】にも、「貧血症の場合には、「三陰交」と心包経の「内関」を組み合わせると貧血は改善されて赤血球が増えてくる」と、書かれています。

また、

岡部素道先生の著書【鍼灸治療の真髄(績文堂刊)】には、「よほど冷えている人でも、三陰交に皮内鍼を入れることによって非常に温かくなってきます。」と、書かれています。

この事からも、三陰交や内関のツボを刺激する事により、足の冷えに良い事が分かります。

 

結局、この女性は、お灸を続けた事(一年間)により次の年には靴下を履かなくても眠れるようになったそうです。

 

※足の冷えを起こす原因によって、ツボが異なります。

 

冷えを改善するツボの場所

三陰交
冷えを改善するツボ(三陰交)

三陰交(さんいんこう)は、足の内くるぶしから、3寸上の場所にあります。

そして、3寸は、[人差し指]から[小指]までの幅です。

 

女性で生理痛のある方は、この三陰交を押すと痛みが出る事が多いです。

内関
冷えを改善するツボ(内関)

内関(ないかん)は、手首の内側にあるツボです。

 

このツボの見つけ方は、手首を見ると、横に線が入っていると思います。

 

この線の真ん中から、肘の方向に向かって2寸にあります。

 

2寸は、[人差し指]から[薬指]の幅です。

お灸のやり方

お灸

私(鍼灸師)がお勧めするお灸は、透熱灸(とうねつきゅう)と台座灸(だいざきゅう)です。

 

透熱灸の場合は、最初3壮から始めます。そして、慣れてきたら5壮・7壮と増やします。

台座灸の場合は、1個やってみて、熱さを感じなければもう1つ行います。

お灸を行う時間帯は、いつでも良いです。ただ、お風呂に入る前後は、止めておきましょう。

プロフィール

岡田匡史(おかだまさし)
1978年生まれ
経歴

1日400人以上来院する整形外科・都内の鍼灸整骨院で鍼灸の施術とリハビリを担当する。

取得国家資格

・はり師
・きゅう師
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師