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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
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⑥予防方法
テニス肘は、
テニスをやり過ぎて肘に負担がかかって起こる場合と、仕事や家庭での家事や草取りなどで腕を使いすぎる事によって起こる場合があります。
特にテニスをして痛くなったのみが、「テニス肘」というわけではありません。
しかし、一般的には、「テニスによって生じる肘の疼痛性障害」を総称して「テニス肘」と呼ぶ場合が多いです。
【ポイント!】
手首や指の使い過ぎによる肘の痛みをテニス肘と呼び、外側上顆炎(がいそくじょうかえん)とも呼ばれる。
初期は、バックハンドストロークを打つ時のみ痛みを感じる
フォアハンドストロークでも痛み出す
進行すると、ラケットを握る事も出来なくなる
ステージ1 | テニス中に痛みはないが終了後に痛む |
ステージ2 | テニスのプレー中に痛み、プレーに支障をきたす |
ステージ3 | 日常生活でも痛み、テニスができない |
【参考図書】
東洋医学臨床論(医道の日本社)
外側型のテニス肘のタイプは、バックハンドストロークによって発生し、「初心者」や「ウイークエンドプレイヤー」に多いようです。
なぜかというと、初心者はインパクトの時に手首を使ってボールを返そうとするからです。
あなたが痛くなる肘の場所は、上腕骨外側上顆という骨の出っ張り付近です。ここには、手首や指の伸筋群(手首を背側に動かす筋肉)や回外筋と呼ばれる筋肉がくっついている部分なのです。
この「前腕伸筋群」や「回外筋」を使いすぎる事によって、上腕骨外側上顆に筋肉がくっついている付近にストレスが加わり、「微小な断裂」や「骨膜の炎症」があるために痛むわけです。
外側型のテニス肘の方では、「初心者」や「ウィークエンドプレーヤー」に多いのが特徴でしたが、内側型の上腕骨内側上顆炎では、「熟練者」に多くフォアハンドストローク・サービスによって発生します。
内側型の場合は、前腕屈筋群(手首を掌側に動かす)を使いすぎる事によって、上腕骨内側上顆に付着する前腕屈筋群にストレスが加わり「微小な断裂」や「骨膜の炎症」があるために痛むわけです。
テニス肘(上腕骨外側上顆炎・内側上顆炎)は、腕の使い過ぎで骨に筋肉が付着する付近の「微小な断裂」や「骨膜の炎症」があるので、安静が必要です。
その為、今の生活のリズムで腕を酷使しては、修復が追いつかないという事です。
それだけ体が、弱っているとも考えられます。
ここでは、もう少し掘り下げて、あなたの回復を妨げる原因を考えてみましょう。
免疫力と扁桃(口蓋扁桃)とは、密接な関係があります。
あなたも風邪を引いた時に、喉が痛くなった事があると思います。そこが扁桃(口蓋扁桃)です。この扁桃は、外部から侵入する「細菌」・「ウイルス」・「微生物」に最も接触しやすい場所であり、それらから体を守る「抗体」を作っている所です。
この理由から、「免疫力」と「扁桃」が関係する事がわかると思います。
この扁桃が弱ると、ウイルス・細菌等の「毒素」・「炎症成分」がリンパや血流に乗って運ばれます。これらが抗原となり、二次的にアレルギー反応を起こし、弱っている結合組織(腱や靭帯)に害を及ぼします。
もしかすると、あなたの肘の痛みも扁桃の弱りによって、肘の炎症を助長しているかも知れません。
瘀血(おけつ)とは、簡単に説明すると「滞ってしまった血液」を言います。
見かけられる場所は、お腹です。腹部の血管は、複雑入り組んでいて血液の滞りが起きやすくなっています。この血液の滞りは、全身の血液循環に影響を及ぼします。
この瘀血(おけつ)の影響で、肘の回復を阻害する場合があります。
お酒の飲み過ぎや薬の飲み過ぎは、肝臓に負担をかけます。
なぜなら、肝臓は、これらを解毒し分解する働きがあるからです。
また、東洋医学では、「肝は血を臓す」・「肝は筋を主る」という言葉もあります。
これは、肝に血液を貯蔵し、必要な所に血液を分配する作用があるという事です。そして、筋に血(栄養)が送られる事によって、スムーズに動かせると考えます。
もしかすると、あなたの肘の痛みは、肝臓の弱りかが影響し肘の回復が阻害されているのかも知れません。
【ポイント!】
肝臓の弱りは、肝機能検査で異常がない場合でも脈診・腹診と呼ばれる技術で見かける場合があります。これは、まだ数値に異常が出る前の状態だからです。
女性の場合は、更年期に入ると卵巣機能が減退し、女性ホルモンの分泌が減少します。女性ホルモンには、「動脈硬化を予防する作用」や「血管を拡張させる作用」があります。これらの作用は、全身の血流を良くします。
しかし、この女性ホルモンの減少すると、血流が悪くなり筋肉に悪影響を及ぼすのです。
あなたが、40代・50代である場合は、「使い過ぎ」+「ホルモン」の影響を受けているかも知れません。
自律神経には、二つの神経があります。一つ目は、交感神経と呼ばれる神経。二つ目は、副交感神経と呼ばれる神経です。
この二つの神経は、車で例えるなら、交感神経が「アクセル」になります。そして、副交感神経が「ブレーキ」です。
ストレスによって、交感神経がいつも興奮状態(アクセル踏みっぱなし)になっていると、血管を収縮させます。
血管が収縮すると、血流が悪くなるので、筋肉に栄養を送る事ができません。また、老廃物を回収する事もできないのです。
これらの影響により、肘の回復を妨げている可能性があります。
甘い物ばかりに偏った食生活をしている方は、すい臓の働きを弱めます。
なぜなら、すい臓は、甘い物を食べて血糖値が上がると「インスリン」と呼ばれるホルモンが分泌して血糖値を下げます。
頻繁に甘い物ばかり食べていると、すい臓が疲れてしまうのです。
そうすると、インスリンの分泌も悪くなり、血糖値が高くなるのです。
そもそも、インスリンは、細胞内にブドウ糖の吸収を促し血糖値を下げています。
しかし、ホルモンの分泌が減ってしまうと、細胞の中にブドウ糖が吸収されません。
筋肉を縮めたり・伸ばしたりする場合には、エネルギーが必要です。
ブドウ糖がエネルギーの元になるので、供給不足になってしまい筋肉に悪影響を及ぼします。
また、血糖値が高めですと、血流も悪くなります。
これらが、肘の回復を阻害している場合があります。
筋肉の両端には、腱があります。この腱は、緻密結合組織と呼ばれる組織で作られています。(※腱がわかりやすい場所:アキレス腱)
この腱の働きには、筋肉に「栄養の運搬」があります。
この腱が老化によって、栄養の代謝運搬の障害を起こすと、関節に疼痛や炎症・運動障害をもたらすのです。
あなたの肘の回復を阻害するのも、この影響があるかもしれません。
【参考図書】
スポーツ傷害のハリ療法(医道の日本社)
テニス肘の改善と再発予防につながるテーピング方法です。
はさみとテーピングを用意する。テーピングは、伸縮性のあるもの使う。薬局で購入できる。
テーピングを貼る範囲は、手首と肘を少しオーバーするぐらい。
テーピングは、長めにカットすることがポイント
テーピングは、角のところからはがれやすいので、角を丸くカットしておく。
このテーピングを貼る目的は、筋の機能回復です。
皮膚と筋肉の間に隙間を作り、血液や組織液の流れを良くする。そうする事により、機能回復を促し痛みを和らげます。
テーピングを貼る時の注意点は、引っ張っらないことです。
貼る準備としては、肘を伸ばした状態で、手首を下に曲げつつ小指側に捻ります。
そうすると、腕の筋が伸ばされます。
この状態で、手首越えた付近からテーピングを貼ります。
そして、引っ張らずに痛めている肘まで貼ってください。やや肘をオーバーするぐらいが良いでしょう。
貼った後に、肘の周りに「シワ」が出来ていれば完成です。
【参考図書】
・キネシオテーピングTHE SPORTS(キネシオテーピング協会)
病院や整形外科で行われる一般的な治療方法を列記しました。
【ポイント】
これらの治療を6カ月以上続けても効果が現れない場合には、炎症を起こしている筋肉の一部を切除する手術を行う事があります。ただし、このようなケースはたいへんまれです。
【参考図書】
スポーツ傷害のハリ療法(医道の日本社)
鍼灸治療は、「痛み止め」の注射とは違います。
肘が痛いからといって、肘だけに鍼灸をするのではないのです。
なぜなら、鍼灸は、回復を阻害する原因にアプローチをして、自身の治癒力を促す施術だからです。
その為、個々の回復を阻害する原因を「脈診」・「腹診」・「ツボ」などの反応から見つけ施術を行います。
例えば、
免疫力の低下(慢性口蓋扁桃炎)の影響を受けて、肘の炎症を助長しているのであれば、免疫にアプローチできるツボを使います。
また、瘀血(おけつ)による血液の滞りがある場合は、血液の滞りを改善するツボを使うといった具合です。
そうする事により、自身の治癒力を促し肘の回復につながるのです。
「何か月も安静にしているのに改善しない」・「湿布を貼っているのに変わらない」・「なるべく痛み止めに頼りたくない」方は、肘の痛みだけにとらわれずに、体を健康にする事(体質改善)が近道かも知れません。
【症状】
一年前から、趣味でテニスをすると肘が痛くなる。
病院では、注射と服薬をして治療を受けていた。
引っ越しがあり、しばらく腕を使わなかったので痛みが軽減した。
また、週3回のテニスを始めたら痛が増してきた。特にテニスのプレー後が痛い。
【症状】
仕事は、荷物を出したりする作業が多く、一か月前か痛みを感じるようになった。特に一週間前からピンポイントで左肘が痛い。
指を動かすとギシギシするような感じがある。整体で二度程施術を受けるが効果を感じずにおかだ鍼灸院に来られる。
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