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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院 

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鍼灸一筋のひとり言

鍼灸は「どのような症状」に効果があるの?

目次

1.運動器疾患に効果がある

2.自律神経失調症に効果がある

3.婦人科疾患に効果がある

4.耳鼻科疾患に効果がある

5.泌尿器疾患に効果がある

6.WHO(世界保健機関)において鍼灸療法が適応とされた疾患

 

運動器疾患に効果がある

最終更新日:令和5年10月4日

筆者:岡田匡史(鍼灸師)

 

あなたは、鍼灸(はりきゅう)と聞くと、どのような症状に効果があると思っていますか?

 

「肩こり」・「腰痛」に効果があるのかな?と思っている方は、多いのではないでしょうか。

 

確かに、鍼灸は、肩こり・腰痛を改善させるのに良い施術です。

 

なぜそのような事が言えるのかというと、私は、「はり師」・「きゅう師」・「あん摩マッサージ指圧師」の国家資格を取得した後に、整形外科に勤めていた事もあります。

 

整形外科では、薬物療法(痛み止め・注射・湿布)が中心でしたが、リハビリで電気治療・温熱療法・マッサージなども行っていました。

 

ある時に、介護職をしている20代女性が来られました。

その女性は、首の緊張が強く、上を向いたり・下を向いたり・横を向いたりする事がほとんどできませんでした。

 

一過性の寝違いとは異なり、この状況が何か月も続いていたそうです。

 

以前は、東京に有名な病院があるという事で、通院していたと聞きました。

 

しかし、そこの病院の先生から「あなたの首は、治らない」と言われ、通うのをやめたそうです。

 

確かに、リハビリ室で「電気治療」・「温熱療法」・「マッサージ」なども行っていましたが、一向に良くなる気配がありませんでした。

 

私が勤めていた整形外科では、鍼灸も行っていたので勧めました。

整形外科で行う鍼治療ですから、鍼灸専門と違い高度な施術はできませんでしたが、何か月か施術を続けて行くうちに首を動かせるようになりました。

 

とても、喜ばれた事を覚えています。

 

このような実際の経験からも、肩こり・腰痛などの運動器疾患に鍼灸が効果のある施術だと認識しています。

【運動器疾患】

肩こり・腰痛・ぎっくり腰・背中の張り・坐骨神経痛・脊柱管狭窄症(神経根型)・椎間板ヘルニア(慢性期)・変形性股関節症・変形性膝関節症・頚椎症・テニス肘・五十肩・肋間神経痛・後頭神経痛・顔面神経麻痺・顎関節症

自律神経失調症に効果がある

鍼灸は、肩こり・腰痛などの運動器疾患だけに効果があるのではありません。

 

私の鍼灸院では、ストレス・更年期・産後の不調による自律神経失調症の方が来られるのですが、特に「めまい」・「食欲不振」・「動悸」・「頭痛」に効果があると感じています。

 

西洋医学(病院)では、検査で異常のある「原因」のハッキリしている不調を得意としています。

 

例えば、細菌によるものであれば「抗生物質」を出したり、腫瘍であれば「手術」で切り取って。

 

しかし、西洋医学では、検査をして原因のわからない不調をを苦手としています。

 

そこで、東洋医学(鍼灸)の出番となります。

 

東洋医学(鍼灸)では、「未病を治す」という言葉があるように半健康人を回復させる事を得意としています。

 

検査で異常がないけれど、体調が悪い。これは、病気ではないけれど、健康ではない状態です。

 

つまり、「未病(みびょう)」です。

 

東洋医学では、体調の回復を阻害する体内のアンバランスを整える事により、「体質」を改善し・「治癒力」を高めて不調を克服する施術なのです。

 

だから、病院で検査をしても異常がないと言われる方でも、鍼灸を続けていくうちに体質改善されたり・治癒力が高まって不調を克服されるのです。

 

【自律神経失調症】

めまい・動悸・食欲不振・頭痛・喉の詰まり・不眠・下痢・便秘・手足の冷え・イライラ・抑うつ感・倦怠感

婦人科疾患に効果がある

昨今は、晩婚化により「不妊」でお悩みの方が増えています。

不妊専門のクリニックで、タイミング療法・人工授精・体外受精などを行ってきたけれど「妊娠」に至らないという方は、多いものです。そこで、東洋医学に希望を持って来られる方が増えています。

 

私の鍼灸院にも、不妊でお悩みの方が来られます。体の状態を拝見すると、「手足が冷たい方」や「お腹が硬くなっていて血液の滞りがある方」・「不妊と関係する「腎」の弱い方」などを見受けられます。

 

鍼灸を続けていくうちにお腹が柔らかくなったり・手足が温かくなったり・内臓(腎)が強くなっていく事を感じます。

 

そうすると、体外受精を行う方の場合ですと、ドクターから「卵の質が良くなった」「子宮内膜が厚くなった」と言われる事があるのです。

 

これらは、自律神経の乱れが整ったり・血行が良くなった事で「子宮」や「卵巣」へ十分な栄養やホルモンが届いている証拠と考えられます。

 

また、妊娠した後の「逆子」で悩む方もいらっしゃると思います。

 

私には、姉が一人います。その姉には、3人の子供がいます。その姉の子供のうち2人は、「逆子」でした。

 

逆子のままですと、「帝王切開」となってしまいす。帝王切開で下腹部を切ると、腹部の血液の流れが悪くなり「瘀血(おけつ)」を形成しやすくなり、体調不良の原因になる場合があります。

 

そこで、私は、姉に鍼灸施術を行いました。腰のあたりにお灸をしていた時に「お腹が動き出した!」と言っていた事を覚えています。

 

後日、産婦人科に行くと正常の位置に戻っていました。

 

このように「逆子」にも、鍼灸が効果を発揮するのです

 

ただ、逆子の場合は、9か月になると赤ちゃんが大きくなっているので正常の位置に戻すことが困難です。

なるべく、6~8か月以内に正常の位置に戻す事が大切です

【婦人科疾患】

生理不順・生理痛・不妊・逆子・更年期障害(めまい・動悸・食欲不振・頭痛・喉のつまり・のぼせ・イライラ・不正出血)

耳鼻科疾患に効果がある

めまいを発症する主な疾患には、良性発作性頭位めまい症・メニエール病・前庭神経炎・突発性難聴などが有名です。

 

耳鼻科で、薬を服用しているが「めまい」が、治らない方もいます。

 

このような方でも、鍼灸で改善される事が多々あります。

 

私の鍼灸院には、「めまいが辛くて、一ヵ月ぐらい仕事を休んでいた」という女性も来られた事があります。

 

耳鼻科では、「メニエール病」と診断されて薬を服用しているけれど、治らないと聞きました。

 

めまいを起こす方の特徴としては、「几帳面」・「生真面目」な方が多くこの女性もそのように感じました。

 

また、メニエール病は、ストレスとも関係があると言われているぐらいなので、これらが体に影響していたと考えられました。

 

結局、この女性は、一ヵ月ほど鍼灸施術を続けていくうちに「耳鳴り」・「めまい」が改善されて仕事に復帰する事ができました。

 

この他、突発性難聴と呼ばれる疾患にも鍼灸は、有効です。

突発性難聴は、難聴・耳鳴り・めまいなどの症状を表しますが、早期の施術が大切です。2週間以上経過したり・高齢であったり・糖尿病があると回復しずらい疾患です。

 

突発性難聴になってしまったら、まずは耳鼻科へ。そして、鍼灸を併用すると回復しやすい疾患です。

【耳鼻科疾患】

良性発作性頭位めまい症・メニエール病・突発性難聴・前庭神経炎・花粉症

泌尿器疾患に効果がある

治りにくい膀胱炎では、「検査で細菌を検出されない膀胱炎」・「慢性的に下腹部の不快感で悩まされる膀胱炎」・「季節(暑さ・寒さ)の変化によって発症する膀胱炎」などがあります。

 

これらを改善するには、「免疫力を高めたり」・「血行を良くする」ことが必要です。

 

なぜなら、膀胱炎は、細菌感染によって発症する疾患なので「免疫力の低下」が下地にあるからです。検査で細菌感染がない場合でも、ウイルスの影響で検査に引っかからない場合もあります。

 

この場合も、免疫力を高めて「ウイルス」に負けない体にして膀胱炎を改善するのです。また、冷え性の方は、血液が滞っているので細菌の繁殖を助長させます。そのため、血行を良くする施術も大切です。

 

結局のところ、「免疫力を高めたり」・「血行不良を改善する」ことにより、これらの膀胱炎にも効果を発揮するのです。

 

急性の膀胱炎に鍼灸が効果があるのかというと、急性の場合は、内科や泌尿器科に行くので鍼灸院に来られる事はありません。

 

しかし、私の鍼灸院に80代の女性の方が、来られた事があります。

 

その方の場合は、朝トイレに行くと「排尿痛」があったそうです。そして、膀胱炎になったと思い内科へ行ったそうです。

けれど、かかりつけの内科が休診だったので、診てもらう事ができませんでした。排尿する度に痛むので、「鍼灸で何とかならない?」と来られた事があります。

 

この日は、鍼灸で体を整えて、自宅でもお灸をしてもらいました。

 

すると、次の日には、「排尿痛がなくなった!」と聞きました。膀胱炎も軽かったようで著効があったようです。(※全ての膀胱炎が、すぐに改善するわけではありません)

 

後日、内科でも診てもらったところ、「尿はきれいだよ」と先生に言われたそうです。このように膀胱炎にも効果を発揮するのです。

 

WHO(世界保健機関)において鍼灸療法の適応とされた疾患

■神経系疾患

神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー

 

■運動器系疾患

関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折・打撲・むち打ち・捻挫)

 

■循環器系疾患

心臓神経症・動脈硬化・高血圧低血圧症・動悸・息切れ

 

■呼吸器系疾患

気管支炎・喘息・風邪および予防

 

■消化器系疾患

胃腸炎(胃炎・消化不良・胃下垂・胃酸過多・下痢・便秘)・胆のう炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾

 

■代謝分泌系疾患

バセドウ病・糖尿病・痛風・脚気・貧血

 

■生殖、泌尿器疾患

膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎

 

■婦人科系疾患

更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊

 

■耳鼻科系疾患

中耳炎・耳鳴り・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽頭炎・扁桃炎

 

■眼科系疾患

眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい

 

■小児科疾患

小児神経症(夜泣き・かんむし・消化不良・偏食・食欲不振・不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善

 

プロフィール

岡田匡史(おかだまさし)
1978年生まれ
経歴

1日400人以上来院する整形外科・都内の鍼灸整骨院で鍼灸の施術とリハビリを担当する。

取得国家資格

・はり師
・きゅう師
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師