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鍼灸師は、脈診が嫌い?

脈診は、体の状態を教えてくれる!

脈診

最終更新日:令和5年10月5日

筆者:岡田 匡史(鍼灸師)

 

あなたは、鍼灸院で施術を受けた事がありますか?

 

鍼灸を受けた事がある方は、分かると思いますが、脈診を「する院」と「しない院」があります。

 

病院(西洋医学)の場合だと、まず問診をしてから「血液検査」や「MRI」・「CT」・「エコー」などの検査をすると思います。

 

鍼灸院(東洋医学)でも、脈を診る事によって「体の状態」を調べます。

 

一般の方には不思議と思われますが、左右の手首の動脈(橈骨動脈)の拍動によって、五臓の状態が判ります。(※五臓とは、肝・心・脾・肺・腎)

上記の図をみると、

右手首には、肺・脾・心包。左手首には、心・肝・腎が割り当てられています。

 

その為、人差し指・中指・薬指の指腹を患者さんの手首に当て、「五臓の中で弱っているのは、どこかな?」と、脈の強さを比べながら調べます。

 

その他にも

  • 脈が速く浮いていれば、、風邪気味で熱がありそうだな
  • くるっとした脈をしていれば、粘膜に炎症が起きていて痰がでてるかな
  • ビンビンと鋭い脈をしていれば、緊張して自律神経が乱れているな
  • 脈が糸のように細ければ、血行が悪そうだな
  • 脈が触れずに沈んでいれば、体が疲れていそうだな

 

など色々な情報を教えてくれます。

 

しかし、こんなに色々な事を教えてくれる「脈診」ですが、鍼灸師の多数が嫌い(苦手)です。

 

なぜ、脈診が嫌い(苦手)なの?

脈診が嫌い(苦手)の理由は、「脈診10年」という言葉があるように脈診を習得するには、時間がかかります。

 

なぜなら、脈の微妙な変化を察知するのは、難しいからです。

 

その為、脈の変化が「分かる人」・「分からない人」が出てきます。

 

更に、鍼灸の専門学校を卒業してから、鍼ができる就職先が少なく、教えてくれる師匠(先輩)がいない人も大勢います。

 

その為、

脈診をしないで、西洋医学を基にして、この筋肉はこのように働くから、ここの筋肉に問題がありそうだなと思って鍼を行う人もいます。

 

また、深い考えもせず、患者さんの痛いと訴えるところだけに、鍼をブスブス刺している鍼灸師もいます。

このような施術になってくると、東洋医学でもなんでもありません。

 

鍼をしているから、患者さんは東洋医学と思っていますが、痛いところだけに打っているだけです。

 

脈診は、会得する事が難しいしですが、患者さんの現在の状態を教えてくれる大事な検査法です。

 

最初、私もさっぱりわかりませんでしたが、勉強会に参加して基礎からしっかり教えてい頂き、毎日実践する事で少しずつ理解していきました。

 

現在も勉強会に参加して、もっと理解できるように研鑽しています。

 

自律神経失調症の方は、すごく敏感な人が多いので、ちょっとした刺激で体が変化します。

 

このような時、脈診は、微妙な体の変化を教えてくれるのでかかせません。

 

おかだ鍼灸院では、脈診を取り入れて、ストレスや更年期障害からくる自律神経失調症の改善に取り組んでいます。

 

 

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プロフィール

岡田匡史(おかだまさし)
1978年生まれ
経歴

1日400人以上来院する整形外科・都内の鍼灸整骨院で鍼灸の施術とリハビリを担当する。

取得国家資格

・はり師
・きゅう師
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師