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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院 

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更年期障害と鍼灸治療

【筆者】岡田 匡史(鍼灸師)

経歴:平成20年 おかだ鍼灸院(開業)

更年期とは?

閉経前後の10年間を更年期と呼びます。

 

日本人の閉経は、平均50.5歳になりますから、45歳~55歳が「更年期」にあたります。

 

この時期は、妊娠可能な「成熟期」から、妊娠ができなくなる「老年期」へ移り変わる心身共に不安的な時期になると言われています。

 

しかし、実際には30代後半から40代前半に身体の不調が表れる方も少なくありません。

 

例えば、

生理が順調で毎月あるといっても、生理周期が短くなったり・量が減ったりするなどです。

また、イライラしたり・代謝が落ちて太りやすくなる事もあるでしょう。

 

このように、少しずつ身体に変化が表れてきます。

【日本産科婦人科学会の定義】

更年期は、「生殖期(性成熟期)と非生殖期(老年期)の間の移行期をいい、卵巣機能が減退し始め、消失するまでの時期」

【参考図書】

・病気がまえる9 婦人科・乳腺外科(MEDIC MEDIA)

更年期障害が起こる原因は?

更年期の女性の体では、卵巣機能が衰え、卵巣から「女性ホルモン」の分泌が減少・消失に向かいます。

 

そうすると、脳にある自律神経の最高中枢である視床下部が、女性ホルモンを増やす為に、下垂体と呼ばれる場所からFSH・LHと呼ばれるホルモンの分泌を促すのです。

【用語の説明】

■FSH(卵胞刺激ホルモン)

卵胞の成熟を促す。LHと協力して、エストロゲンの生成と分泌を促進する

■LH(黄体形成ホルモン)

排卵を誘発する。プロゲステロンの分泌を促す

■女性ホルモンとは

エストロゲンとプロゲステロンの2種類ある。

もう、卵巣の機能が衰えて「女性ホルモン」が分泌できないのにです。

 

しかし、人間の体は、卵巣に働きかけて、女性ホルモンを分泌させようとFSH・LHを分泌します。

 

結局、女性ホルモンは分泌されず、過剰分泌されたFSH・LHが血液に乗って自律神経中枢に影響を及ぼし、自律神経失調症を招きます。

 

これによって、「更年期障害」が発症すると考えられています。

 

また、女性の体は、周期的に分泌されていた女性ホルモンの影響をうけていたので、分泌されなくなり体にさまざまな影響が現れるのです。

 

その他、

  • 仕事をされていらっしゃる方では、会社での責任が重くなってきている
  • 思春期のお子さんがいらしゃる方では、コミュニケーションが難しくなった
  • 親の介護

など、いろいろな要因が重なっていると考えられます。

【参考図書】

・病気がまえる9 婦人科・乳腺外科(MEDIC MEDIA)

・生理学(医歯薬出版株式会社)

更年期障害では、どのような症状が現れるの?

更年期障害では、「自律神経失調症」により様々な症状が出現します。

 

また、エストロゲンが分泌されていた成熟期では、エストロゲンによって、以下の作用がありました。

 

  1. 血管拡張作用  
  2. 抗動脈硬化作用 
  3. 悪玉コレステロールを低下させる 
  4. 善玉コレステロールを上昇させる
  5. 骨量の維持
  6. 皮脂腺の分泌抑制
  7. コラーゲンの合成促進

 

しかし、これらの作用がなくなってくると、「肩こり・腰痛が起きたり」・「高血圧になったり」・「高脂血症になったり」・「心疾患になったり」・「骨粗鬆症になったり」・「シワが出てくる」のです。

 

自律神経の症状

めまい・頭痛・動悸・胸苦しさ・吐き気・顔がほてる・汗をかく・肩こり・寒気・冷え・疲れやすい

心の症状

イライラ・怒りやすい・不安・不眠・クヨクヨ・憂うつ・集中力の低下・意欲の低下

 

その他の症状
  • 運動器症状:腰痛・関節痛・筋肉痛・手のこわばり・むくみ・しびれ
  • 消化器症状:吐き気・食欲不振・腹痛・便秘・下痢
  • 皮膚粘膜症状:乾燥感・湿疹・かゆみ
  • 泌尿器生殖期症状:排尿障害・頻尿・性交障害・外陰部違和感

 

【参考図書】

・病気がまえる9 婦人科・乳腺外科(MEDIC MEDIA)

・NHKきょうの健康 漢方薬辞典(主婦と生活者)

西洋医学による更年期障害の治療

ホルモン補充療法(HRT)

病院で行われる治療では、ホルモン補充療法が中心となります。

 

なぜなら、卵巣機能の衰えによって女性ホルモンが減少し、それが原因となって、自律神経の乱れを起こすからです。

 

ホルモン補充療法では、膣や外陰の萎縮・乾燥・かゆみなのどの生殖器の障害・のぼせ・ほてり・動悸といった血管運動神経障害・発汗などの皮膚分泌系障害・骨粗しょう症に効果がみられます。

【ホルモン補充療法の副作用】

乳癌・乳房痛・不正性器出血・動脈硬化、冠動脈疾患、脳卒中・子宮内膜癌、卵巣癌、片頭痛などがあります。

漢方療法

ホルモン補充療法ができない方の場合は、漢方を取り入れる事があります。

 

[ホルモン補充療法ができない場合]

1.重度の活動性肝疾患

2.乳癌またはその既往

3.子宮内膜癌・低悪性度子宮内膜間質肉腫

4.原因不明の不正出血

5.妊娠が疑われる場合

6.急性血栓性静脈炎または静脈血栓塞栓症とその既往症

7.冠動脈疾患・脳卒中の既往

 

向精神薬

心の症状が強い方は、向精神薬(抗不安薬・抗うつ薬)が用いられます。

例えば、イライラ、焦燥感、憂うつ感、不眠など

 

抗不安薬・睡眠薬として頻用されているベンゾジアゼピン系の薬は、筋弛緩作用・鎮静作用がある為、筋肉の緊張がほぐれリラックスができます。

そのおかげで、イライラや焦燥感・不眠などにも効果があります。

 

ただし、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬・睡眠薬では、4週間以上毎日使うと依存しやすくなる事や、次の日に効果が持ち越して、「頭がボーッとする」・「ふらつく」・「集中できない」などを訴える方も少なくありません。

【参考図書】

・病気がまえる9 婦人科・乳腺外科(MEDIC MEDIA)

・NHKきょうの健康 漢方薬辞典(主婦と生活者)

東洋医学(鍼灸)による更年期障害の施術

副腎が元気になるように働きかける

東洋医学では、人間の発育・成長・生殖には、五臓六腑の「腎」が関係しています。

 

そして、加齢とともに腎が弱くなると考えられています。

その為、更年期障害と腎の弱りは、関係が深いのです。

 

西洋医学で考える腎臓の上には、「副腎」と呼ばれるものがあります。

 

この副腎からは、エストロゲンが少量分泌されます。しかし、この副腎が弱っているとエストロゲンの分泌が少なくなってしまいます。

 

この副腎を元気にする事により、更年期の不調を緩やかにする事ができるのです。

 

東洋医学で考える「腎」と「副腎」は、密接な関係があるので、腎を強くする事は、副腎を元気にする事につながります。

【参考図書】

・鍼灸臨床 新治療法の探求(医道の日本社)

・うつ?と思ったら副腎疲労を疑いなさい(SB新書)

自律神経の乱れを整える

自律神経には、二つの神経があります。一つ目は、交感神経と呼ばれる神経。二つ目は、副交感神経と呼ばれる神経です。

 

この二つの神経は、車で例えるなら、交感神経が「アクセル」になります。そして、副交感神経が「ブレーキ」です。

 

交感神経がいつも興奮状態(アクセル踏みっぱなし)になっていると、血管を収縮させます。

 

血管が収縮すると、血流が悪くなるので、めまい・頭痛・肩こり・背中の張り・腰痛・手足が冷えるなどの症状が現れます。

 

また、交感神経が興奮している状態ですと、心臓もドキドキしてまうといった具合です。

 

自律神経の乱れを整える事により症状の緩和につながります。

免疫力の低下(慢性口蓋扁桃炎)の改善を促す

免疫力の低下(慢性口蓋扁桃炎)は、腱や靭帯に炎症を起こします。

 

更年期も、この免疫力の低下で肩こり・首こり・腰痛・関節痛が起きている場合があります。

 

そして、この扁桃には自律神経が入り込んでいる為、扁桃炎が起きると自律神経が刺激され、血流が悪くなり体調不良を助長させます。

 

【免疫と扁桃の解説】

免疫と扁桃(口蓋扁桃)とは、密接な関係があります。

あなたも風邪を引いた時に、喉が痛くなった事があると思います。そこが扁桃(口蓋扁桃)です。この扁桃は、外部から侵入する「細菌」・「ウイルス」・「微生物」に最も接触しやすい場所であり、それらから体を守る「抗体」を作っている所です。

 

この理由から、「免疫力」と「扁桃」が関係する事がわかると思います。

 

この扁桃が弱ると、ウイルス・細菌等の「毒素」・「炎症成分」がリンパや血流に乗って運ばれます。これらが抗原となり、二次的にアレルギー反応を起こし、弱っている結合組織腱や靭帯に害を及ぼします。

瘀血(おけつ)の滞りを解消に導く

更年期障害の女性に腹診を行うと、下腹部に痛みを生じる事があります。

 

これは、瘀血(おけつ)がある事を示します。

 

瘀血(おけつ)とは、簡単に説明すると「滞ってしまった血液」を言います。

 

見かけられる場所は、お腹です。腹部の血管は、複雑入り組んでいて血液の滞りが起きやすくなっています。この血液の滞りは、全身の血液循環に影響を及ぼします。

 

この瘀血(おけつ)の影響で、体調不良を助長させている場合があります。

【参考図書】

・鍼灸臨床 新治療法の探求(医道の日本社)

・東洋医学見聞録上巻(医道の日本社)

初めての方は、
こちらをご覧ください!

プロフィール

岡田匡史(おかだまさし)
1978年生まれ
経歴

1日400人以上来院する整形外科・都内の鍼灸整骨院で鍼灸の施術とリハビリを担当する。

取得国家資格

・はり師
・きゅう師
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師

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