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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院 

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鍼灸一筋のひとり言

プロが伝授!肝臓による「めまい」を解決するツボ

【筆者】岡田 匡史(鍼灸師)

経歴:平成20年 おかだ鍼灸院(開業)

肝臓の弱りが「めまい」の原因になる?

更新日)令和2年3月9日

 

おかだ鍼灸院に来られる方の多くは、

耳鼻科で検査をしてもらい「良性発作性頭位めまい症」や「メニエール病」と診断された方、検査をしても異常がなく、ストレスによる「自律神経失調症では?」と、言われた方達が来られています。

 

この方達の原因は、平衡感覚を司る耳の中にある耳石に問題が起きた方・内耳を満たしている内リンパが過剰になった方・自律神経の乱れによるものです。

 

これらの「めまい」に対して、鍼灸で施術を行う場合、疾患名で施術をするわけではありません。

 

東洋医学では、『脈の状態』、『ツボの反応』・『舌の状態』などを詳しく観察して、どこの内臓が弱っているのか?と、調べていきます。

なぜ、内臓に着目している理由は、五臓(肝・心・脾・肺・腎)のバランスを崩す事が病気や不調につながるからです。

 

逆に、そのバランスを整える事によって、健康を取り戻す事ができます。

 

特に、めまいでお困りの方にみられるのは、「肝臓」の弱りです。

■首藤伝明症例集(医道の日本)

めまいは肝。

『素問』の「至真要大論篇七十四」の中に、次の句がある。

諸風掉眩は皆肝に属す。

わかりやすく言えば、めまい、ふらふらは全部肝に関係するということである。(引用)

肝臓とめまい

東洋医学では、『肝は血を蔵す』と言われていて、肝臓に血液を貯蔵し、必要な所に分配する働きがあると考えられています。

 

もし、その働きが悪くなると、『脳』や『内耳』などの平衡感覚を司る場所に血液を供給する事ができなくなります。

 

そうすると、平衡感覚に問題が起こり、めまい・ふらつきなどの症状が現れるのです。

 

このような場合、鍼灸では、肝の働きを改善させ「めまい」・「ふらつき」の解決に導きます。

 

ここでは、肝による『めまい』にお勧めのツボについて、お伝えしていきます。

①肝臓によるめまいは、このツボ(大敦)で解決!

大敦(だいとん)について

大敦は、足の厥陰肝経と呼ばれる経絡上にある「ツボ」です。

そして、経絡(けいらく)というのは、気・血が流れる川のようなものです。

 

この経絡は、肝経と呼ばれるくらいですから、ツボ(大敦)と肝臓は、経絡を介してつながっています。

肝臓とツボの関係

その為、肝臓が弱っている時に、このツボ(大敦)にお灸をすると、肝が元気になり働きも改善されます。

 

その結果、「めまい」の解決につながるというわけです。

■超旋刺と臨床のツボ

大敦(だいとん)

[主治]めまい、悪心、頭痛。肝虚症で急性、また心下満の症状がある時に使う。<P231引用>

ツボの見つけ方

大敦(だいとん)が、どこにあるのかというと、足の親指にあります。

 

丁度、爪の生え際の外側より、少し離れた場所にツボがあります。

めまいを解決するツボ(大敦)

■経絡経穴概論(医道の日本社)

大敦(井木穴)

取穴部位:足の第1指外側爪甲根部、爪甲の角を去ること一分に取る

ツボの使用方法

ベストの方法としては、

大敦(だいとん)に、もぐさを半米粒の大きさに捻り、お灸をすると良いでしょう。

 

最初は、3壮ぐらいから初めて、5壮・7壮と増やしていきます。これを一日に一回行います。

 

もぐさを米粒程に捻っておこなう「透熱灸(とうねつきゅう)」のやり方は、下記の記事を参考にして下さい。

 

もぐさを捻っておこなう「お灸」は、難しい!と、いう方は、台座灸(だいざきゅう)と呼ばれるお灸をすると良いでしょう。

②肝臓によるめまいは、このツボ(曲泉)で解決!

曲泉(きょくせん)について

曲泉は、膝の内側にある「ツボ」です。

 

大敦(だいとん)と同じく、足の厥陰肝経(けついんかんけい)と呼ばれる経絡上にあるツボです。

 

その為、

曲泉に「はり」や「お灸」をする事により、弱っていた肝臓を元気にする事ができます。

 

その結果、

肝臓による「めまい」が、改善するという分けです。

■超旋刺と臨床のツボ

曲泉(きょくせん)

[主治]肝虚症に使用する。めまい、下腹痛、悪心、頭痛、腰痛、膝痛など応用は広い。

<P235引用>

ツボの見つけ方
めまいを解決するツボ(曲泉)

 

まず、膝を曲げられる範囲で深く曲げます。

 

そうすると、膝の内側にシワ(線)が出てきます。

 

その先端が「ツボ」になります。

 

ツボの使用方法
  • 透熱灸の場合は、3~7壮程。
  • 台座灸の場合は、1~2個程。

③肝臓によるめまいは、このツボ(肝兪)で解決!

肝兪(かんゆ)について

肝兪は、背中にある「ツボ」です。

 

名前の通りに、肝臓の病に効くツボです。

 

ここには、「はり」や「お灸」をする事により、肝臓を元気にし「めまい」の改善につながります。

■鍼灸治療基礎学(医道の日本社)

肝兪(かんゆ)

[主治]肝臓疾患を主る。~省略~ 不眠症、癲癇、顔面神経麻痺、中風、半身不随、小児麻痺、眩暈等に効く。<P165引用>

ツボの見つけ方
めまいを解決するツボ(肝兪)

 

まず、背中にある肩甲骨を見つけます。

 

そして、両側の肩甲骨の下(肩甲骨下角)を線で結びます。

 

そうすると、この線と背骨が交わる所に至陽(しよう)と呼ばれるツボがあります。

 

このツボから、外側に1寸5分離れた所に「膈兪(かくゆ)」があります。

 

このツボから、足の方に2寸下がった所に「肝兪」があります。

 

[参考]

  • 1寸は、親指の幅です。1寸5分は、親指の幅+親指半分の幅を足した長さ。
  • 2寸は、中指から薬指までの幅。
ツボの使用方法
  • 透熱灸の場合は、3~7壮程
  • 台座灸の場合は、1~2個程

【参考図書】

  • 経絡経穴概論(医道の日本社)
  • 首藤伝明症例集(医道の日本社)
  • 超旋刺と臨床のツボ(医道の日本社)
  • 中医学ってなんだろう(東洋学術出版)
  • 1336専門家による私の治療(日本医事新報社)

プロフィール

岡田匡史(おかだまさし)
1978年生まれ
経歴

1日400人以上来院する整形外科・都内の鍼灸整骨院で鍼灸の施術とリハビリを担当する。

取得国家資格

・はり師
・きゅう師
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師