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鍼灸一筋の独り言

「下痢」と「めまい」の意外な関係

下痢とめまい

最終更新日:令和5年11月8日

筆者:岡田匡史(鍼灸師)

 

めまいで鍼灸院へ訪れる方の中には、めまい以外にも「食欲がない方」や「下痢になっている方」がいらっしゃいます。

 

東洋医学で考えると、下痢を起こす原因の一つに「脾(臓)」の弱りがあると考えられます。

 

なぜなら、「消化器系」と関係があるからです。

 

しかし、なぜ、「下痢」と「めまい」に関係があるのでしょうか? この事について、東洋医学に基づいてお伝えします。

下痢になる理由
下痢

人間は、食べたり・飲んだりした飲食物を「胃」で消化し、消化吸収した栄養物質を心・肺へ送り、心や肺の力で全身に送り出します。

 

これは、東洋医学で考えられる生体観です。

 

この食べた物を胃で消化し、栄養物質を心や肺の上方へ送る作用を「脾」が請け負っています。

 

ですから、脾の働きが悪くなると、「消化吸収が悪くなる」・「栄養物質を送れない」などの機能障害起こします。

 

めまいでお悩み方の中に、めまいを起こす前から「食欲がなかった」・「食べると胃がもたれやすかった」・「下痢や軟便になる事が多かった」などの症状を持っていた方は、このような脾の弱りがあったかも知れません。

めまいが起こる理由は?

また、めまいが起こる原因としては、

胃で消化し吸収した栄養物質を心・肺へ送る昇精作用(しょうせいさよう)と関係があります。

 

消化吸収した栄養物質を上方(頭)へ送れない事により、めまいが起こると考えられます。

 

簡単に言うと、頭に血が上らない「脳貧血」を起こしたような状態です。

 

ただ、脳貧血ばかりではありません。

 

良性発作性頭位めまい症」と病院で診断された方の中にも、この脾臓の働きが悪くて「めまい」を起こしていた方もいらしゃいます。

 

その方達は、脾の働きを良くする施術を行うにより、めまいの改善がみられました。

 

もし、あなたが、めまいを起こす前から「食欲がいつもない」・「食べると胃がもたれる」・「下痢や軟便」になりやすいという方であれば、脾の弱りによるめまいかも知れません。

 

 

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【参考図書】

  • 中医学の仕組みがわかる基礎講義(医道の日本社)

 

プロフィール

岡田匡史(おかだまさし)
1978年生まれ
経歴

1日400人以上来院する整形外科・都内の鍼灸整骨院で鍼灸の施術とリハビリを担当する。

取得国家資格

・はり師
・きゅう師
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師