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鍼灸一筋の独り言

発表!胃もたれ・食欲不振に効くツボ

【筆者】岡田 匡史(鍼灸師)
食欲不振

胃もたれ・食欲不振から回復された方のお話

改訂日)令和2年11月12

 

あなたは、今までに「胃もたれ」や「食欲不振」で悩んだ事はありますか?

 

私(鍼灸師)は、脂っこい物を食べすぎたり・付き合いでお酒を(少し)飲んだ後に後悔をする事があります。

 

人によっては、「食べ過ぎ・飲み過ぎ」では大丈夫だけれど、心配事があると「食べられなくなってしまう方」も、いるでしょう。

 

鍼灸院に来られる方の多くは、

ストレスによって胃腸の働きが低下し『胃もたれ』・『食欲不振』になっている方が多いです。

 

その方達にお話を聞くと、

  • 病院で検査をしても異常がなかった
  • 薬を服用しても改善がみられなかった
  • 半年・1年以上続いている
  • 少し食べると気持ちが悪い

 

等をお聞きました。

 

また、食べた後に背中が痛くなり外出する気もなれなくて、一年ぐらい家に閉じこもっていた方や、食べ物が食べられなくなり体重が10㎏も減ってしまった方もいました。

このような方達も、鍼灸治療と自宅でのお灸によって「胃もたれ」・「食欲不振」から解放されました。

 

そして、家に閉じこもっていた方も外出できるようになり体重が減った方も徐々に以前の体重に戻っていきました。

ただ、このような症状でお悩みの方は、世の中には多くいらっしゃると思います。

 

そこで、プロの鍼灸師が胃もたれ・食欲不振に効く『ツボ』をご紹介します。

胃もたれ・食欲不振に効く6つのツボ!

ツボとお灸

①膈兪(かくゆ)

■作用・特徴

  • 内臓の血行不良を改善し、胃の働きを良くする。
  • 胃の6つ灸の1つ。

 

②陰陵泉(いんりょうせん)

■作用

  • 胃の粘膜の炎症を鎮める。

 

③足三里(あしさんり)

■作用・特徴

  • 胃の働きを良くする。
  • 胃酸過多の人には、禁忌。

 

中脘(ちゅうかん)

■作用・特徴

  • 胃の働きを良くする。
  • 自律神経失調症(交感神経過緊張)に用いる。
  • 胃酸過多の人には、禁忌。

 

⑤脾兪(ひゆ)

■作用・特徴

  • 消化・吸収を助ける。
  • すい臓の働きを良くし、消化酵素の分泌を促す。
  • 胃の6つ灸の1つ。

 

⑥肝兪(かんゆ)

■作用・特徴

  • 消化・吸収を助ける
  • 肝臓の働きを良くし、胆汁生成を促す。
  • 胃の6つ灸の1つ。

 

補足:胃の6つ灸とは、胃疾患に用いる膈兪・肝兪・脾兪の事

①ツボ:なぜ膈兪が良いの?

膈兪(かくゆ)は、瘀血(おけつ)を改善させる時に使うツボの1つです。

 

この瘀血(おけつ)というのは、

簡単に答えると血液がドロドロと滞っている状態を表します。そのような状態の時に使うツボなので、血液循環を良くする働きがあります。

 

逆に言えば、膈兪付近がゴリゴリと硬くなっている場合は、内臓の血液循環も悪いという事です。

おかだ鍼灸院に「食職不振」・「胃のもたれ」で来られている方も、このツボがゴリゴリと硬くなっていました。

 

この事を考えると、内臓の血液循環が悪かった為に「胃の不調」が現れていたと考えられます。

 

そして、このツボに鍼灸を行った事で、症状の改善につながりました。

■超旋刺と臨床のツボ(医道の日本社)

【膈兪(かくゆ)】

膈は横隔膜を意味する。膈の病とは食べ物が下がらない、痞(つか)える、嘔吐(えず)くなどの症状をいう。従って食欲のあるなしに関わらず、痞(つか)える症状に良い。

①ツボの場所

隔兪(かくゆ)はどこにあるのかといういと、第7・第8胸椎棘突起間の外1寸5分にあります。

①胃もたれ・食欲不振に効くツボ
<膈兪(かくゆ)>

 

簡単にお答えすると、

あなたの両方の肩甲骨の下を結んだ線状が、第7・8胸椎付近です(上の図を参照)。

 

そして、一寸とは、あなたの母指の幅です。一寸5分という事は、あなたの【母指の幅】+【母指の半分】の幅です。

 

その付近でゴリゴリと硬くなっているところが、隔兪(かくゆ)になります。

 

ここにお灸をすると、症状の改善につながります。

 

お灸をする場合は、ドラッグストアーで売られている台座灸(だいざきゅう)を用いると良いでしょう。

②ツボ:なぜ陰陵泉が良いの?

胃もたれ・食欲不振のある方では、特徴的なお腹をしている事が多いです。

 

それは、どんなお腹なのかというと、「お臍の周りが硬くなっている」・「お臍に手を触れると、ドクン・ドクンと拍動が触れる」などです。

なぜ、お臍に反応が出ているのかは、理由があります。

 

東洋医学では、お臍の周りは、五臓六腑の中の「脾臓」と関係のある場所です。

 

そして、「脾」の働きは、食べ物を消化・吸収する働きを受け持つと考えられていています。

 

その為、お臍の周りが硬くなっていたり・拍動を触れるという事は、「消化器系に問題があるよ!」と教えているのです。

 

これが、胃もたれ・食欲不振の方に反応が出ている理由です。

 

このような場合に使用するツボが、陰陵泉(いんりょうせん)です。

 

このツボは、足の太陰脾経と呼ばれる経絡上にあるので、ツボと脾臓はつながっています。

 

陰陵泉に「鍼」や「お灸」をする事により、脾臓の働きが良くなるので効くのです。

 

また、胃の粘膜に炎症を鎮める作用があります。

 

②ツボの場所
②胃もたれ・食欲不振に効くツボ
<陰陵泉>

陰陵泉(いんりょうせん)は、どこにあるのかというと、膝の内側にあります。

 

足の内側には、脛骨(けいこつ)と呼ばれる骨があり、その骨を足の下から指でたどって行くと、カーブしています。

 

このカーブにぶつかった所が、「陰陵泉」です。

 

お臍を押すと「硬い方」や「痛みのある方」でしたら、このツボに台座灸を行うと胃もたれ・食欲不振に効果を期待できます。

■経絡経穴概論(医道の日本社)

陰陵泉:取穴部位

  • 脛骨内側顆の下、脛骨内側の骨際、陥凹部に取る。
  • 膝を立て、脛骨内側縁を擦上して指のとまるところに取る
③ツボ:なぜ足三里が良いの?

足三里は、脛(すね)にあるツボです。

 

このツボは、足の陽明胃経(ようめいいけい)と呼ばれる経絡上にあり、『胃』につながっています。

 

 

この理由から、

脛(すね)が詰まっている方は、気・血の流れが悪くなり『胃もたれ』・『食欲不振』につながります。

 

しかし、

脛(すね)の詰まりを緩めてあげると、気血の流れが良くなります。

 

そうすると、胃もたり・食欲不振の改善につながるのです。

 

だから、足三里が良いのです。

 

③ツボの場所
③胃もたれ・食欲不振に効くツボ
<足三里>

まず、膝を90度に曲げて立たせます。

 

そうすると、膝のお皿の下に太いスジが見えます。

 

このスジは、大腿四頭筋腱(だいたいしとうきんけん)と呼ばれる腱です。

 

この腱の外側には、外膝眼(がいしつがん)と呼ばれる「ツボ」があります。

 

このツボから、3寸下(人差し指~小指の幅)に足三里があります。

 

特に、指で指圧すると痛気持ち良い所です。

■経絡経穴概論(医道の日本社)

足三里:取穴部位

膝をたて、外膝眼穴の下3寸に取る(P60)

④ツボ:なぜ中脘が良いの?

中脘(ちゅうかん)は、お腹にあるツボです。

 

基本的に腹部にあるツボは、『副交感神経』の働き高めてくれます。

 

もともと、人間の体は、副交感神経の働きが高まると、消化管の働きが活発になる仕組みになっているので、胃の働きが良くなります。

 

そして、『中脘』は、胃と関係の深いツボなので、胃もたれ・食欲不振に効果を発揮します。

 

ただし、胃酸過多による胃の不調には、向いていません。

 

④ツボの場所
④胃もたれ・食欲不振に効くツボ
<中脘>

中脘(ちゅうかん)の見つけた方は、簡単です。

 

大まかにお伝えすると、

お臍(へそ)と鳩尾(みぞおち)の真ん中あります。

■経絡経穴概論(医道の日本社)

中脘:取穴部位

神闕穴の上4寸に取る(P222)

⑤ツボ:なぜ脾兪が良いの?

脾兪(ひゆ)は、背中にあるツボです。

 

そして、このツボは、脾臓の働きを良くします。

 

ただ、東洋医学で言われる脾臓は、西洋医学で考えると『すい臓』にあたります。

 

すい臓は、『消化酵素』を含んだ膵液や『血糖値』を下げるホルモンを分泌する所です。

 

この臓器の働きが良くなるという事は、間接的に胃の働きを助けてくれます。

⑤ツボの場所
胃もたれ・食欲不振に効くツボ
<脾兪>

見つけ方は、肩の骨の出っ張り(肩峰)と、骨盤の骨(腸骨陵)が一番高くなっている場所を斜めに線を引いたと仮定し、クロスさせます。

 

左右の線が交わった場所が、脊中(せきちゅう)と呼ばれるツボです。

 

このツボから、1寸5分離れた場所に脾兪があります。

(※1寸は、親指の幅)

■経絡経穴概論(医道の日本社)

脾兪:取穴部位

第11・第12胸椎棘突起間の外1寸5分に取る(P106)

⑥ツボ:なぜ肝兪が良いの?

肝兪(かんゆ)は、背中にあるツボです。

 

この肝兪は、名前の通りに『肝臓の働き』を良くする作用を持っています。

 

西洋医学的に考えると、肝臓では『胆汁を生成』する働きがあります。

 

そして、

この胆汁は、脂肪の消化吸収に影響を与える重要な役割があるので、肝臓を元気にする事は、消化・吸収を助ける事につながります。

⑥ツボの場所
⑥胃もたれ・食欲不振に効くツボ
<肝兪>

肝兪(かんゆ)の見つけ方は、

まず、背中にある肩甲骨を探して、その両下端に線を引きます。

 

『背骨』と『線』が交わった所から、2寸下に向かいます。

(※1寸は、親指の幅)

 

そこから1寸5分離れた場所に肝兪があります。

(※1寸5分は、親指の幅1本半の長さ)

■経絡経穴概論(医道の日本社)

肝兪:取穴部位

第9・第10胸椎棘突起間の外1寸5分に取る

【参考図書】

  • 超旋刺と臨床のツボ(医道の日本社)
  • 鍼灸治療基礎学(医道の日本社)
  • 経絡経穴概論(医道の日本社)
  • 生理学(医歯薬出版株式会社)

プロフィール

岡田匡史(おかだまさし)
1978年生まれ
経歴

1日400人以上来院する整形外科・都内の鍼灸整骨院で鍼灸の施術とリハビリを担当する。

取得国家資格

・はり師
・きゅう師
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師