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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院
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【記事投稿日】令和7年9月5日
私達の体は、ストレスを受けると視床下部にある自律神経の中枢が興奮して、交感神経を通じて副腎髄質に作用が及び、アドレナリン・ノルアドレナリンと呼ばれるホルモンが分泌される仕組みがあります。
このホルモンが分泌されると、
などの反応が現れます。
このような事から、『自律神経』と『ホルモン』は切り離せられない関係になっています。
私の場合は、脈診・腹診・ツボなどの反応から、アドレナリン・ノルアドレナリンの影響を受けていると判断した場合は、主に『腎経』のツボを使って調節を行ないます。
その根拠は、
長野潔先生の著書【鍼灸臨床新治療法の探求(医道の日本社)】には、『照海というのは副腎皮質、然谷というのは副腎髄質と因果関係が深いので、然谷と照海というのは非常に近いが、全く逆の作用をする。』
『照海に鍼を留めると副腎皮質ホルモンの分泌が促進されて副腎髄質ホルモンの分泌を抑制するように働く。』
『従って、交感神経緊張による数脈(さくみゃく・速い脈)も取れてくる』
と、書かれているからです。
また、実際にこのようにすると、脈がゆったりとして・精神的にも落ち着く方が多いです。
時々、患者さんから『自律神経の不調は首に鍼をするんでしょ?』と、言われる事があります。
確かに、首には『星状神経節(せいじょうしんけいせつ)』があり重要です。
■星状神経節とは?
首の根元にある交感神経の大きな神経節のひとつです。
血管・発汗・心臓・肺のコントロール。痛みの感覚・自律神経に関与する
しかし、ホルモンの影響を受けて自律神経の乱れを起こしている事も多々あるので、首だけ鍼をしても解決しません。
例えば、『更年期障害』の場合です。
女性の場合は、40代を過ぎると徐々に『卵巣機能』が低下します。
そうすると、卵巣から分泌される『女性ホルモン』が減少してきます。
体としては、女性ホルモンを分泌したいのだけれども、卵巣の機能が低下しているので分泌する事ができません。
そのような状態になると、自律神経の乱れを起こし『自律神経失調症』になる事もあります。
このような時は、鍼灸で『副腎』が元気になるように働きかけて、女性ホルモンの分泌を促します。
その結果、更年期障害による不調も徐々に落ち着いてくる事が多いです。
その他、『自律神経』を整える方法は、いろいろあります。
今回は、『鍼灸ってホルモンに影響を与えて、自律神経を整える方法があるんだなあ~』と、分かってもらえればと思います。
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1日400人以上来院する整形外科・都内の鍼灸整骨院で鍼灸の施術とリハビリを担当する。
・はり師
・きゅう師
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師