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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院 

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質問!自律神経失調症の鍼灸治療は、どんな事をするの?

【筆者】岡田 匡史(鍼灸師)

経歴:平成20年におかだ鍼灸院を開業

自律神経失調症の方からのご質問

更新日)令和2年1月1日

 

以前、おかだ鍼灸院に来られた方から、「自律神経失調症の鍼灸治療って、どんな事をするんですか?」と、質問を受けた事があります。

 

初めて鍼灸を受けられる方ですと、何か特別なツボがあって、そこに鍼をすると、「スイッチ」が入ったように自律神経失調症が良くなるのかな?と、思っている方もいらっしゃるかと思います。

 

現実は、そんなに簡単ではありません。

 

あなたが体調不良で病院へ行った時、「血液検査」をしたり・「レントゲン」を撮ったり・「エコー検査」をしたり・「心電図」をとったりした事があると思います。これは、どこに異常があるのか見つける為です。

 

実は、鍼灸(東洋医学)も同じです。

まず、初めて来た方には、問診表に記入してもらい、「どのような不調があるのか?」・「いつから始まったのか?」・「どのような体質なのか?」などを知ります。

 

そして、ヒアリングの際には、問診表をもとにして、「身体の状態」・「日常生活の状況」について詳しく聞き、不調との関連を探ります。

 

次に、根本原因を見つける為に、東洋医学による独特な検査を行います。

それは、「お腹」・「脈」・「ツボ」・「舌」などの状態から、どこに問題があるのか察知する検査方法です。

 

この検査の結果によって、その人に合った「ツボ」が決まります。

 

大まかに伝えると、このようにして本当に「自律神経失調症」なのか確認をして治療を行います。

問診表の記入の仕方で、自律神経失調症か大体わかる!

今までに、おかだ鍼灸院に来られた「自律神経失調症の方」・「パニック障害の方」・「うつ病の方」の問診表を見ると特徴的な記入の仕方をしています。

 

それは、問診表に【ご自身の体質に当てはまるものに全て〇をつけて下さい】という項目があるのですが、ほとんど全ての所に〇が付いている事です。

 

めまい・食欲がない・耳鳴りがする・動悸がする・肩こり・手足が冷たくなる・不眠がある・下痢になりやすい等・・・・。

 

「え!こんなに不調があるの?」と、思ってしまうような記入の仕方をしています。

 

 

これには、❝理由❞があります。

 

自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」と呼ばれる二つの神経があります。

 

その働きを車で例えるなら、

交感神経が「アクセル」で、副交感神経が「ブレーキ」みたいなものです。

自律神経失調症の方の場合は、この2つの神経のどちらかに偏っています。

 

肉体的・精神的なストレスで「交感神経」が興奮し続けている方だと、心臓は、「ドキドキ」するし・胃腸の働きが悪くなって、「食欲」がなくなります。

 

また、血管は、収縮するので「血流」が悪くなります。そうすると、筋肉も硬くなり肩こり・腰痛にもなりやすいのです。このように、自律神経と関連するもの全てが調子悪くなります。

 

その為、問診表に記入をしてもらうと、【ご自身の体質に当てはまるものに全て〇をつけて下さい】の欄が、〇だらけになってしまうのです。

 

 

※〇だらけにならない人方も稀にいます。

脈に触れるだけで、自律神経失調症なのか大体わかる!

脈に触れただけで、「自律神経」が乱れているのか分かるの?と、思うかもしれませんが、脈は、全身の状態を現す鏡です。

 

例えば、走ったり・自転車をこいだり運動をすると脈拍が速くなりますよね?これは、交感神経が興奮(アクセル全開)しているからです。

 

しかし、身体を安静にしているのに、脈拍が速いままの方がいます。これは交感神経が興奮し続けているからです。

 

このように、脈拍が「速い」・「遅い」という事だけでも、自律神経の状態が分かります。

 

ただし、脈拍が速ければ、全て自律神経失調症だという分けではありません。

 

なぜかというと、「風邪を引いて熱がある場合」・「甲状腺機能亢進症の方の場合」・「せっかちの方」・「貧血がある方」・「運動直後の方」なども、脈拍が速くなっているからです。

 

また、脈には、「ピンピン」と張りつめたような硬い脈を触れたり・琴の弦を弾いたような脈に触れる事があります。

 

これらは、「緊脈(きんみゃく)」・「弦脈(げんみゃく)」と呼ばれる脈で、自律神経の乱れがある方に現れやすいです。

 

このようにして、脈からも「自律神経失調症なのか?」判断しています。

お腹を軽く押せば、自律神経失調症か大体わかる!

脈と同様に、「お腹も全身の状態を現す鏡」です。

健康な方のお腹は、赤ちゃんのように、弾力があり柔らかいお腹です。例えるなら、蒸かしたての饅頭のようなお腹です。

 

逆に、不健康な方のお腹は、グニャグニャと力のないお腹であったり・ところどころに硬いしこりがあったり・全体的に硬くなっているお腹です。

 

そして、自律神経失調症の方では、「軽くお腹を押しただけで、全て痛かったり」・「みぞおちが硬くなっていたり」・「軽く触るだけで動脈の拍動」を触れます。

 

なぜ、軽くお腹を押しただけなのに、どこを押しても痛みを感じるのは、神経が過敏になっているからです。

 

また、鳩尾(みぞおち)が硬くなっているのは、心(しん)の異常があるからです。

※みぞおちは、心と関係のある場所

 

ただ、心の異常といっても、「心臓病」と短絡的につなげないで下さい。

 

東洋医学では、心の働きに「精神活動」を統率すると考えられています。その為、ストレス等により、心(こころ)に負担がかかっていると考えます。

 

これらの反応を感じた時は、「自律神経失調症では?」と考えます。

背中の反応をみれば、自律神経失調症か大体分かる!

【自律神経失調症・背骨を押すと痛い】

 

うつ伏せに寝てもらうと、やたらと背中から腰にかけて筋肉が盛り上がり、緊張している方がいます。

 

この状態は、「交感神経」が緊張をしている時に現れる反応です。

 

また、食欲がない・動悸がする・めまいが起きる・息が苦しい・眠れないなど、さまざま症状を訴える方の中には、背骨を押すと痛みを感じる事があります。

 

特に両肩甲骨の間の「背骨」です。ひどい方では、背骨を押すと上から下まで全て「痛い!」という方もいます。

 

これも「交感神経」が緊張をしている反応です。

 

よくよく考えてみると、猫が怒っている時は、背中の毛を立ち上げていませんか?

このような時の猫は、リラックスをしているように見えません。いつでも戦えるように臨戦態勢です。

 

人間もストレスで神経が苛立っている時は、背中の筋肉が緊張して硬くなっていたり、背骨の上を押すと痛みに敏感になっているのです。

 

しかし、鍼灸で根気よく施術を続けていくうちに、その緊張もほぐれていきます。そうすると、筋肉の硬さも緩み・背骨の上を押しても痛みがなくなってきます。

 

その頃には、あなたの不調も楽になっている事でしょう。

鍼灸治療は、痛みの少ない繊細な技術が必要!

私が、自律神経失調症で来られた方を施術する時に注意している事は、「なるべく痛みを感じさせない」事です。

 

なぜかというと、自律神経失調症の方の場合は、とても神経が過敏になっているからです。

 

健康の方であったら、「まったく痛くない」やり方でも、痛みを感じてしまう事があります。

 

どんなに、使うツボが合っていても、鍼灸で強い痛みを感じてしまうと、良い結果につながりません。

 

その為、おかだ鍼灸院では、「太い鍼」・「深く刺す鍼」・「電気でビリビリする鍼」・「熱いお灸」などは、行いません。

 

これらで効果を出している先生もいるかも知れませんが、経験的に強い刺激は交感神経を興奮させる事が多いです。

 

逆に、「細い鍼」・「浅い鍼」・「温かいお灸」を使って施術を行っています。この方法だと、鍼(はり)による痛み・お灸による熱さも感じにくくなります。

 

そして、交感神経から副交感神経に切り替わりやすく、「心」と「体」もリラックスし症状の改善につながります。

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プロフィール

岡田匡史(おかだまさし)
1978年生まれ
経歴

1日400人以上来院する整形外科・都内の鍼灸整骨院で鍼灸の施術とリハビリを担当する。

取得国家資格

・はり師
・きゅう師
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師