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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院 

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鍼灸一筋のひとり言

東洋医学で考える「肝」について

【筆者】岡田 匡史(鍼灸師)

東洋医学と西洋医学で考える肝臓は、似て非なるもの

東洋医学系の鍼灸院では、脈診・腹診・手足のツボの反応から五臓(肝・心・脾・肺・腎)の何処に問題があるのか見つける作業をします。

 

その理由は、五臓に問題があると身体に不調を現すからです。

 

例えば、

肝の弱りがあれば「イライラする」・「肩こりになりやすい」・「爪が変形した」・「眠れない」・・・など。

 

そこで、鍼灸師は、いろいろな方法で弱っている五臓を見つて施術を行います。

 

しかし、患者さんは、肝が弱いと言うと「肝臓の病気ですか?」と、いう具合に不安になってしまう方もいます。

中には、「病院へ行って調べてもらったけれど、異常がなかったですよ!」と、教えてくれる方もいました・・・。

 

実は、東洋医学で言う「肝」と西洋医学で言う「肝臓」は、似ているけれど非なるものなのです。

 

今から200年以上前に杉田玄白が、オランダ医学の解剖書を翻訳して「解体新書」を発行しました。

 

これには、もともと日本で使われていた東洋医学の「五臓六腑」の名称を、オランダ医学の解剖書に当てはめて翻訳されました。

 

その結果、

「名前は同じだけれど、まったく同じ働きではない」と、いう混乱が起こるようになりました。

 

東洋医学で考える肝が悪いと、どんな不調が現れるの?

鍼灸院には、めまい・生理痛・眼精疲労・肩こり・頭痛・腰痛・不眠・イライラなどを訴えて、来られる方が良くあります。

 

実は、これらは「肝」や「肝の経絡」に問題で起きている事があります。

 

以前、鍼灸に来られた女性は、

月経前から月経中になると「イライラしたり」・「頭痛が起きたり」・「目が痛くなったり」・「肩が凝ったり」・「膝が痛くなったり」・「生理痛で動けなくなる」などの症状がありました。

 

これらは、すべて「肝」による不調です。(※症状と腹診・脈診・ツボの反応から)

 

なぜ、そのような事が分かるのかというと、

肝は、「怒り」の精神作用と関係があり、肝に問題が起きるとイライラする感情が起こります。

 

また、筋肉も肝と深い関係があります。

それは、昔から「肝は筋を主る」と、いう言葉があり筋肉がスムーズに動くには、肝臓に貯えられていた「血」が筋肉に行きわたる事により発揮されます。

 

それが、上手くいかないと、筋肉に問題が起きてくるのです。

 

だから、

肩こり・腰痛・膝関痛などが起こる場合も「筋」の問題なので、「肝」と関係があるのです。

 

さらに、肝の経絡は、生殖器を通っています。その為、経絡の気血の流れが滞ると「生理痛」を引き起こします。

 

東洋医学の「肝」の働き

  • 肝は、判断力や計画性などの精神活動を支配する

 東洋医学では、五臓(肝・心・脾・肺・腎)に精神作用があると考えられています。

 

その為、肝の調子が悪いと判断や計画などが上手く出来ず、「イライラしたり」・「怒りっぽく」なります。

 

逆に、肝の調子が悪くならないように「イライラ」する心を抑えましょう。

 

  • 肝は、血を蔵している

肝には、たくさんの血液が貯蔵されていて、身体が必要としている場所に血液を分配します。

 

肝の調子が悪くなると、その調節がうまくいきません。

 

例えば、頭に血が上り過ぎていると「不眠」になる事があります。

 

 

健康の方は、眠るときは肝に血が集まり、脳の血液が少なくなり眠る事ができます。

 

  • 肝は、筋を主る

「肝」から適切に血液が分配されれば、筋の運動機能がよく発揮できます。

 

しかし、血液が少ないと、筋の運動機能が発揮できません。

 

その為、「筋肉がひきつれたり」、「無力になったり」します。

 

逆に、運動し過ぎる事で血液を多く使い、肝の調子が悪くなります。 

  • 肝の状態は、爪に反映する

肝の調子が良いと、爪のツヤが良かったり、弾力があります。

逆に、爪のツヤがなかったり変形していれば、肝の調子が悪い事を表わします。

  • 肝は目に開竅する。

東洋医学では、「肝は目に開竅(かいきょう)する」と、いう言葉があり、肝と目には、深い関係があります。

 

その為、

肝の調子が悪いと、眼精疲労・目がかすむなどの症状が現れます。 逆に目を使いすぎると、肝が弱るという関係です。 

 

パソコンやスマートフォンの見過ぎは、肝を弱らせて「肩こり」につながります。

  • 肝の液は涙である

 肝の働きが正常であれば、目をほどよく潤してくれます。しかし、調子が悪くなると目が乾いたりします。

 

もし、ドライアイでお困りの方は、肝の弱りからかも知れません。

肝の鍼灸治療

東洋医学では、肝の働きが悪いと様々な不調が起きる事を知っていただけたと思います。

 

一般的に

  • めまいであれば、耳鼻科。
  • 生理痛であれば、婦人科。
  • 頭痛であれば脳神経外科。
  • 肩こり・腰痛であれば整形外科。

と、いう具合に様々な診療所へ行く事になります。また、たくさんの薬を処方されるでしょう。(副作用の心配)

 

しかし、東洋医学では、『肝』にアプローチ(鍼灸治療)する事よって、これらの症状を改善・緩和に導く事ができます。

 

もし、『薬を服用しても改善がみられない』・『薬をたくさん服用する事に嫌気をさしている』・『めまい』・『生理痛』・『頭痛』等でお悩みの方は、鍼灸治療を選んでみては?

【参考図書】

  • 東洋医学概論(医道の日本社)
  • わかりやすい経絡治療
  • 鍼灸医学の理論と実践

プロフィール

岡田匡史(おかだまさし)
1978年生まれ
経歴

1日400人以上来院する整形外科・都内の鍼灸整骨院で鍼灸の施術とリハビリを担当する。

取得国家資格

・はり師
・きゅう師
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師