埼玉県幸手市おかだ鍼灸院

不妊の原因になる多嚢胞性卵巣症候群
食生活のポイント!

なぜ多嚢胞性卵巣症候群が不妊に関係するの?

【記事投稿日】令和7年3月13日

【筆者】岡田匡史(鍼灸師)

 

正常な月経周期は、25日~38日と言われています。

 

しかし、多嚢胞性卵巣症候群の方は、月経周期が遅れたり・不規則になる事があります。

 

この理由は、

多嚢胞性卵巣症候群では、通常よりも卵巣で多く『男性ホルモン』が分泌されます。

 

男性ホルモンが多く分泌されると、卵胞が成熟するのに時間がかかり、卵巣を包む膜も硬くなるので排卵しづらくなるからです。

不妊との関係は、

  • 月経周期が不規則になると『タイミング』をとるのが難しくなる
  • 月経が来ていても『排卵』をしていない場合がある

このような事から、妊娠する事が難しいのです。

 

クロミフェンなど『経口』の排卵誘発剤や、FSH(卵胞刺激ホルモン)の『注射』が必要なる事があります。

【不妊の改善】多嚢胞性卵巣症候群にお勧めの食生活(食べ物)

多嚢胞性卵巣症候群では、『男性ホルモン』が通常より多く分泌される為、卵胞の成熟が遅れたり・排卵しづらくなる疾患です。

 

男性ホルモンが多く分泌される理由は、血糖値を下げる『インスリン』が関与しています。

 

多嚢胞性卵巣症候群の方は、インスリン抵抗性があり正常な血糖値に下げるのに過剰のインスリンを必要とします。

 

インスリンの濃度が高い 

男性ホルモンが増える

卵胞の成熟が遅れる・排卵しづらくなる 

不妊につながる

 

 

このような関係から、血液中のインスリン濃度が高くならないように『食事』や『運動』・『ストレスの解消』が大切になります。

 

また、ハーバード大学調査に基づく妊娠に近づく自然な方法【妊娠しやすい食生活】によると、以下にあげた食生活の7つのポイントが、『排卵に関連する不妊症を劇的に改善する事ができた』とあります。

全粒粉など、精製度の低い穀物類を選び、食後の血糖値を急激にあげないようにします。

逆に、血糖値を急激にあげる精製さらた炭水化物は減らします。

 

オリーブオイルのような不飽和脂肪酸を多く摂り、加工食品やファストフードなどに含まれるトランス脂肪酸は避けること。

 

牛乳、あるいはヨーグルトやアイスクリームは無調整のものにする事。

 

食物性タンパク質を多く摂り、動物性たんぱく質を減らすこと

 

 

葉酸やビタミンB群を含むマルチビタミンのサプリメントを摂取すること

 

 

水を十分に飲む事こと。コーヒー、紅茶はひかえめに。砂糖入りの飲料水は飲まないこと

 

体重をコントロールする。

太りすぎているようであれば、排卵障害の改善のために体重の5~10%を減量すること。

 

1日に30~60分、体を動かすこと。何もしていない人は、運動を始めること。

 

多嚢胞性卵巣症候群による『排卵障害』のある方は、上記のような生活を習慣を心がけると良いでしょう。

所在地

おかだ鍼灸院
住所
埼玉県幸手市中4−18−16
 
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