埼玉県幸手市おかだ鍼灸院

初めての不妊(妊活)の鍼灸治療
知っておきたいこと

初めての不妊(妊活)の鍼灸治療

【記事投稿日】令和7年3月6日

【筆者】岡田匡史(鍼灸師)

 

鍼灸院に『不妊』・『妊活』で来られる方の多くは、病院で検査を受けている方です。

 

しかし、ときどき、病院へ行っていない方でも来られる事があります。

 

鍼灸治療は、『妊娠しやすい体づくり』に良い方法の1つですが、まずは病院で検査を受けましょう。

 

その理由は、

長い期間をかけて身体を整えても、『原因』がある場合は妊娠する事ができないからです。

 

【原因1】卵管の閉塞

子宮内膜症・クラミジア感染・腹腔内の手術によって、卵管・卵管采の癒着があると『精子』や『卵子』が通る事ができないの妊娠する事ができません。

【原因2】排卵をしていない
  • 視床下や脳下垂体の問題により、卵胞を発育させるホルモンFSH(卵胞刺激ホルモン)や排卵と黄体化を促すLH(黄体化ホルモン)の分泌が低下し排卵が起こりにくくなる。
  • 高プロラクチン血症(※胃潰瘍・精神科の薬の服用・下垂体に腫陽)
  • 多のう胞性卵巣症候群(※卵胞の発育に時間がかかり排卵しない疾患)
  • 早発卵巣不全(※卵子が40歳より前にほどんどなくなってしまう)

【原因3】抗精子抗体を持っている

女性の体にとって、『精子』は異物になりますが、通常は精子に対して抗体が作られる事はありません。

 

しかし、ときどき精子に対して抗体を持っている女性がいらっしゃいます。

そうすると、射精された精子が攻撃を受けて子宮に入れなくなる事があります。

 

【原因4】着床障害がある

子宮腔に『子宮筋腫』や『ポリープ』があり、大きさや位置によって『着床』しにくくなる事があります。

 

また、黄体ホルモン(受精卵を着床しやすい状態にする)の分泌が少ないと、子宮内膜が着床に適した状態になりません。

【原因5】男性側のトラブル

精子の数が少ない、運動率が悪い、形態異常がある場合、精子が卵子の待つ場所までたどり着けない、卵子に会えても受精が成立しない事があります。

 

 

鍼灸治療をご希望の方は、まずは病院で検査をしてから受けられると貴重な時間を無駄にする事がないと思います。

所在地

おかだ鍼灸院
住所
埼玉県幸手市中4−18−16
 
駐車場有り
①・②に2台駐車できます
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