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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院 

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鍼灸一筋のひとり言

喉の閉塞感(詰まり)を改善させるツボ!

【筆者】岡田 匡史(鍼灸師)

喉の閉塞感(詰まり)について

喉の閉塞感(詰まり)

更新日)令和3年7月12日

 

ヒステリー球(咽喉頭異常感症)って、ご存じですか?

 

ストレスによって、喉の閉塞感(詰まり)・胸部狭窄感(飲み込みずらい)などの症状が現れる事があります。

当方の鍼灸院にも、更年期・パニック障害・自律神経失調症でお悩みの方に、このような症状をお聞きする事があります。

 

そして、この方達には、「共通点」があります。

 

それは、指で「みぞおち」を押すと硬くなっていたり・痛みがあったり・不快感がある事です。

 

これを東洋医学では、「心実(しんじつ)」と言います。

心実が、どのような状態になっているのかというと、「心は火の性質があり、この火が強くなり過ぎている」ことを現します。

 

このような状態の時は、身体の上部に不調が現れてきます。

 

その為、

心実の方は、喉の閉塞感(詰まり)・胸部狭窄感(飲み込みずらい)のみならず、めまい・動悸・息苦しい・頭痛・不眠などの症状もよく聞きます。

 

そして、この不調を改善させるポイントは、この燃え盛る「心の火」鎮めることです。

 

心の火を鎮める事によって、みぞおちも柔らかくなり、喉の閉塞感(詰まり)・胸部狭窄感(飲み込みずらい)・その他の症状も改善・緩和されていきます。

 

喉の閉塞感(詰まり)にお勧めのツボ

私(鍼灸師)がお勧めするツボは、お腹にある関元(かんげん)と、骨盤にある小腸兪(しょうちょうゆ)です。

 

この2つのツボには、使用方法があります。

 

自分の手首の脈(橈骨動脈)に触れて、一分間に80拍以上(数脈)の場合は、お腹の「関元」を使います。

 

逆に、一分間に60拍以下(遅脈)の場合は、「小腸兪」を使います。

 

当方の鍼灸院では、ここに鍼を留めて起きます。

 

「症状の軽い方」・「鍼の効きやすい方」・「体の変化を察知できる方」であれば、ここに鍼を留めておくと喉の閉塞感(詰まり)が寛解してくる事が分かります。

喉の閉塞感について書かれていた本

(故)長野潔先生の著書(鍼灸臨床・新治療法の探求[医道の日本社])にも、

  • 咽喉部異物感や閉塞感は「小腸兪」を多く使用する事が多いが、この場合は「小腸兪」のみで消退し易い。
  • 脈状が「洪数」、即ち「心実」で交感神経の緊張している場合は「関元」の留鍼が有効であり、脈状が「洪遅」のである場合は「小腸兪」の留鍼を十分行うことである

と、書かれています。

 

ツボの見つけ方
喉の閉塞感を取るツボ(関元)

関元(かんげん)の場所は、お臍の下3寸にあります。

 

3寸の長さは、ご自身の「人差し指から小指」の幅になるので、人差し指をお臍に当て小指の下端が関元になります。

喉の閉塞感を取るツボ(小腸兪)

小腸兪(しょうちょうゆ)は、骨盤にあるツボです。

 

まず、骨盤を触り、グリグリと出っ張った骨を見つけます。これを上後腸骨棘(じょうごちょうこつきょく)と言います。

 

この上後腸骨棘の内側に「小腸兪」があります。

 

一般の方は、これらの2つのツボに「台座灸」を行うと良いでしょう。

プロフィール

岡田匡史(おかだまさし)
1978年生まれ
経歴

1日400人以上来院する整形外科・都内の鍼灸整骨院で鍼灸の施術とリハビリを担当する。

取得国家資格

・はり師
・きゅう師
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師