埼玉県幸手市・久喜市で鍼灸院をお探しの方

自律神経失調症専門おかだ鍼灸院 

                  幸手駅から徒歩15分・久喜駅から車で15分

受付対応
8:00~18:00 土曜12:00迄
営業時間
平 日 午前 8:30~12:00
    午後 2:00~ 6:00
土曜日 午前 8:30~12:00
定休日
土曜日午後・日曜日・祝日

完全予約制 

新規の方は、限定1日3名まで

0480-53-3671
鍼灸一筋のひとり言

【頭痛】後頭部の痛みを改善させるツボ

【筆者】岡田 匡史(鍼灸師)

後頭部の頭痛が起きるようになった原因とツボのお話

タオルで作った枕が原因?
頭痛

令和3年2月1日

 

鍼灸院に来ている方の中に、寝ていると『後頭部』と『首の痛み』が出てくる方がいます。

 

その方によると、

若い時(30年ぐらい前)に知り合いから、『タオルを丸めて枕が作れるよ!』と、教えてもらったそうです。

 

そこで、その日からタオルを丸太のようにし寝ていたそうです。

 

ただ、やり方を間違えたせいなのか、その枕で何日も寝ていたところ、『目から火花』が出るような感じになり・『後頭部』と『首』の痛みが起きるようになったそうです。

 

それから、長い年月をかけて昼間は大丈夫になり・寝ていると明け方ぐらいになると痛くなるそうです。

 

手首のツボが効いた!?

最初、私(鍼灸師)は、その方の全身の調整をしてから、首や肩に浅く鍼をし緊張を緩める鍼治療をしました。

 

しかし、鍼治療を受けた直後は、後頭部や首も楽になるようですが、寝てしまうとやっぱり痛くなるそうです。

 

そこで、

体が繊細のようなので、刺さないタイプの鍼治療を首や肩におこなって、更に後頭部の痛み(頭痛)に効くツボにシールタイプの鍼を貼りました。

 

それからは、寝ていても後頭部と首の痛みが大分減ったそうです。

 

その方によると、

『手首のツボに鍼を貼っておくと、後頭部の流れが良い感じがして楽になる』と、言っていました。

 

頭痛に効いたツボについて

ツボの説明

先ほど使ったツボは、手の太陰肺経の『列缺(れっけつ)』です。

 

東洋医学では、『頭項は列缺に尋ね』と、言われる言葉があります。

 

これは、『後頭部や後頚部の痛みに列缺が効くよ!』と、教えています。

 

また、子午関係によると、

手の太陰肺経の反対は、足の太陽膀胱経になっています。

足の太陽膀胱経と頭痛

この足の太陽膀胱経と呼ばれる経絡は、

後頭部から首・背中・腰・お尻・太もも・ふくらはぎを通っているので、列缺を使用する事により、この膀胱経の緊張を緩める事ができます。

 

これらが、後頭部の頭痛や首の痛みに効果を発揮した理由です。

 

ツボの見つけ方
後頭部の頭痛に効くツボ

手の平を上に向けると、手首を横に走る線(手関節前面横紋)があります。

 

その手首に出来ている線と手首で触れる動脈が交わった所が、太淵(たいえん)と呼ばれるツボです。

 

このツボから、肘に向かって1寸5分上がった所・動脈の拍動部のやや外側に列缺(れっけつ)があります。

 

1寸は、親指の太さなので、【親指の幅】+【親指半分の幅】が、1寸5分です。

【参考文献】

  • 経絡経穴概論(医道の日本社)

プロフィール

岡田匡史(おかだまさし)
1978年生まれ
経歴

1日400人以上来院する整形外科・都内の鍼灸整骨院で鍼灸の施術とリハビリを担当する。

取得国家資格

・はり師
・きゅう師
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師