【記事投稿日】令和7年8月26日
鍼灸治療では、『病気』や『不調』の原因を見つける為に、腹診を行ないます。
これは、カイロプラクターや整体師の方が、『背骨のズレ』や『骨盤のゆがみ』をみるようなものです。
ただし、全ての鍼灸院で行われているわけではありません。
鍼灸治療には、『西洋医学』・『東洋医学』・『整体の理論』の考えをメインにしている鍼灸院があるからです。
その中で、私の鍼灸院は、東洋医学に重点をおいて施術をおこなっております。
難経十六難では、
これを按ずれば牢若しくは痛むと出ていて、これを元に考えると下記の図のようになります。
このような関係から、みぞおちを押して硬さや痛みがある時は、心に問題があることが分かります。
しかし、間違えていけないのは、東洋医学で考える『心』と西洋医学で考える『心』は、同一ではりません。
似ているところもありますが、異なるところもあります。
東洋医学で考える『心』の働きには、
などがあります。
そのような事から、心に問題が起きると精神活動が不安定になったり・血液循環が悪くなったり・汗や舌の問題が出たり・体を温める作用に問題が起きる為、さまざまな不調が起きてきます。
おかだ鍼灸院に来られた48名を調べたところ、以下のような症状がありました。
そして、これらの症状を起こしたのは、
自律神経失調症・更年期障害・慢性上咽頭炎・メニエール病・良性発作性頭位めまい症・機能性ディスペプシア・パニック障害などを患っていた方でした。
鍼灸治療では、手足・背中・お腹のツボを巧みに使用し、みぞおちの硬さ・圧痛を緩めるようにアプローチをします。
みおぞちの緊張が緩んで『心』が安定すると、諸症状の改善につながります。
体の不調でお悩みの方は、鍼灸治療を試してみてはいかがでしょうか?
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