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自律神経失調症専門おかだ鍼灸院 

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鍼灸一筋の独り言

瘀血(おけつ)によって起こる症状

この症状は、瘀血(おけつ)と関係あるんですか?

【記事投稿日】令和7年2月4日

【筆者】岡田 匡史(鍼灸師)

 

先日、初めて来られた腰痛の方に『まず瘀血(おけつ)治療をしていきますね!』と、伝えたところ、『腰痛と関係があるんですか?』と、質問されました。

 

確かに、無理もありません。

腰と関係のない足のツボに鍼をしているのだから、こんな事をして『効果があるのかな?』と、思ったのでしょう。

 

鍼灸院に『はり灸を受けた事があります!』と来られる方がいますが、ほとんどの場合は局所治療が多いように感じます。

 

局所治療というのは、患部だけの鍼灸治療です。

 

例えば、

『腰が痛ければ、腰だけ』、『肩が痛ければ、肩だけ』という具合です。

 

その為、

ほとんどの方は、痛い所だけに『はり』や『お灸』をするのが鍼灸治療だと思っている方が多いのではないでしょうか?

 

逆に、

東洋医学の考えを基に施術を行なっている鍼灸院では、身体を整えて自身の回復力を高めるような施術を行ないます。

 

その中の1つに瘀血(おけつ)治療があります。

 

瘀血(おけつ)は、血液の流れが停滞した非生理的な血液です。

 

血液が血管の中を『サラサラ』流れているのではなく、『ドロドロ』と滞っているイメージです。

 

血流が悪くなれば、筋肉に栄養や酸素を送れないし・老廃物を回収できない。

 

その為、筋肉のコリが和らげず、腰痛・肩こり・坐骨神経痛が治らない。

 

これは、運動器疾患だけでなく『めまい』・『頭痛』・『動悸』・『食欲不振』・『のぼせ』・『不妊』・『生理痛』・『精神症状』・『皮膚疾患』・『呼吸器疾患』・『泌尿器疾患』などにも影響してきます。

 

そのような事から、

私の場合、腹診によって瘀血を確認した場合は、どのような症状・疾患であっても滞っている血液を流す治療を入れています。

その後、患部の施術に取りかかります。その方が、患部だけ施術を行なうようり回復しやすいからです。

瘀血(おけつ)がある人にみられる症状

【舌診】瘀血による症状

 

★次のような症状は『瘀血』が原因かもしれません。

  • 舌の色が紫暗色をしている
  • 顔の皮膚がでこぼこ・ニキビなど
  • 口唇・歯齦が赤紫色であったり・黒っぽい
  • 皮下出血しやすい
  • 肝硬変などでみられる手掌紅斑
  • 毛細血管がイトミミズのように浮き出る細絡
  • 月経障害
  • 痔がある
  • 季肋部を圧迫すると圧痛や抵抗がある
  • 臍傍の圧痛
  • 少腹急結(臍と上前腸骨棘を結んだ真ん中)

【参考文献】はじめての漢方診療(医学書院)

 

【腹診】瘀血による症状・反応点

鍼灸治療では、どのようなツボを使うの?

瘀血を改善するツボ(中封)

私(鍼灸師)の場合は、主に『中封(ちゅうほう)』や『膈兪(かくゆ)』を使用します。

 

中封は、足首にあるツボですが、このツボに『はり』または『お灸』をすると、お腹(臍傍や少腹急結)の圧痛や硬結が『減弱または消失』してしまう事があります。

瘀血を改善するツボ(膈兪)

また、背中にある膈兪は、『血会(けつえ)』と呼ばれるツボで、血による不調を改善する事ができます。

<次のような方にお勧め♪>

  • 湿布を貼ったり・マッサージを受けても効果を感じない方
  • ストレス・ホルモンによる自律神経失調症の方
  • 更年期障害の方
  • 不妊でお悩みの方

このような事でお困り方は、おかだ鍼灸院にお任せ下さい。

【参考文献】

  • 鍼灸臨床新治療法の探求(医道の日本社)
  • はじめての漢方診療(医学書院)

 

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プロフィール

岡田匡史(おかだまさし)
1978年生まれ
経歴

1日400人以上来院する整形外科・都内の鍼灸整骨院で鍼灸の施術とリハビリを担当する。

取得国家資格

・はり師
・きゅう師
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師