来院日)平成28年2月8日
患 者)50代(女性)
症 状)動悸・不眠・食欲不振・肩こり
一年以上前から動悸・不眠・身体のだるさ・胃の不調・頭がぼーっとしてフラフラするなどの症状があり仕事ができないので辞めてしまう。
特に気になるのは、動悸が起こりやすく病院で検査をしてもらったが異常がないと言われる。健康食品や漢方薬をなど飲んでいるが効果がないので来院する
治療の経過)
安静時の脈拍が90(一分間)を超えているので速めの脈をしている。
また、脈も細い。ホルモンバランスの崩れによって、交感神経の興奮がうかがえる。
お腹の圧痛は、瘀血(おけつ)による循環障害と肝臓の弱りを表している。
これらを改善するツボに鍼施術を行う。治療中も軽い動悸があると言っていたけれど、おさまる。
鍼灸の効果が持続するように、シール鍼を貼って第一回目の施術を終了とする。
■第二回目
お腹の調子は良い。しかし、病院で処方された漢方薬(当帰芍薬散)を服用した後に動悸がして辛かったので、服用するのをやめたとお聞きする。
■第3回目
やや動悸が減る
■第4回目
来院まえにコーヒーを飲んだら動悸してきたと聞いたので、カフェインの入っている緑茶やコーヒーを飲まないように勧める。
■第5回目
動悸が減るが肩の張りが気になる。自宅でお灸を開始。
■第9回目
動悸もほとんどでない。肩の凝り感もない。お腹の調子も大丈夫。お灸をすると良く眠れる。
考 察)
更年期にはいると、卵巣機能の低下が起こります。このような時期は、交感神経が興奮しやすく体にさまざまな症状を表します。この症例も典型的な更年期障害の症状を表していました。
※同じ症状でも効果には、個人差があります。
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