【記事投稿日】令和7年1月3日
【筆者】岡田匡史(鍼灸師)
次髎(じりょう)は、足の太陽膀胱経(たいようぼうこうけい)と呼ばれる経絡上にあるツボです。
次髎のある仙骨部は、副交感神経に関わりがあるので、『はり』や『灸』をすると、副交感神経の働きが高まります。
その結果、血管が拡張されて『骨盤内』や『下肢の血流』が良くなり不妊症・生理痛・変形性膝関節症・膀胱炎などに効果を発揮します。
また、血流が良くなると筋肉の硬化が緩むため、頭痛・後頚部のこり・腰痛・坐骨神経痛などの改善もみられます。
仙骨には、8つの穴が孔があいています。
次髎は、上から2番目の孔のところです。
このツボの見つけ方は、まず上後腸骨棘と呼ばれる骨の出っ張りを見つけます。
その骨の下端から、斜め下に向かって触ると凹んでいる場所があります。
そこが次髎(じりょう)です。
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