鍼灸一筋の独り言

ツボ:三陰交のご紹介

【ツボ】三陰交の効能と解説

【記事投稿日】令和7年1月1日

【筆者】岡田匡史(鍼灸師)

効能
  • 生理不順
  • 生理痛
  • 生理前後の不調
  • 不妊症
  • 逆子
  • 貧血
  • 下肢の冷え
  • 膀胱炎
  • 胃腸炎
解説

三陰交(さんいんこう)は、足の太陰脾経(たいいんひけい)と呼ばれる経絡上にあります。

 

このツボは、三陰が交じわると名前がついいるように、(消化吸収)・(生命力の源)・(血液の貯蔵と分配)の経絡が交わっています。

 

その為、1つのツボで3つの経絡に作用させる便利なツボです。

 

私(鍼灸師)の場合は、主に『生理不順』・『生理痛』・『生理前後の不調』・『不妊症』・『貧血』に使用しています。

 

女性の場合は、毎月訪れる月経・妊娠・出産などによって、血を消耗します。

 

三陰交は、消化・吸収と関わりのあるツボなので、ここに『お灸』や『はり』をすると、脾の働きが良くなるり『血』の生成を促します。

 

その事からも、女性の貧血にお勧めです。

 

また、三陰交を通る経絡は、下腹部を通過するので生理不順・生理痛・生理前後の不調・不妊症に効果を発揮します

【ツボ】三陰交(さんいんこう)の見つけ方

三陰交は、足の内側にあるツボです。

 

まず、内くるぶしをみつけます。

 

内くるぶしから、上に向かって指4本分の所(3寸)、脛の骨の際にあります。

 

生理痛のある方は、たいてい指で押すと圧痛があります。

 

【参考】

  • 3寸は、人差し指から小指までの幅

 

【関連記事】

  1. 足三里のご紹介
  2. 照海のご紹介
  3. 陽陵泉のご紹介
  4. 跗陽のご紹介
  5. 飛陽のご紹介

 

 

【参考文献】

  • 鍼灸治療基礎学(医道の日本社)
  • 鍼灸臨床 新治療法の探求(医道の日本社)
  • 超旋刺と臨床のツボ(医道の日本社)
パソコン|モバイル
ページトップに戻る