【記事投稿日】令和6年12月20日
時々、患者さんの中には、治療時間が長い方が効果があると思っている方がいらっしゃいます。
確かに、鍼灸院・整体院・リラクゼーションなどのホームページをみると、
などの雰囲気に、書かれている事があります。
これを見ると、『90分が効きそうだな~』と思うかも知れません。
しかし、鍼灸治療で考えると、長く治療をすれば効果があるわけではありません。
例えば、
ぎっくり腰の場合は、はいつくばってベットに上がる状態の方もいます。
そのような時に、じっくり90分もかけて治療をしていたら、かえって動けなくなる事があります。
私だったら、さっさと治療を終えて楽にしてほしいです。
このような場合は、なるべく『短い時間』で、『ポイント』を絞って施術をした方が、体への負担も少なく・症状が軽減する事が多いです。
これは、ぎっくり腰だけの事ではありません。
めまい・頭痛・動悸・食欲不振・下痢・不眠・肩こり・坐骨神経痛・手足のしびれなど、様々な不調でも同じです。
治療時間が長いほど、患者さんへの負担が増します。
この事は、健康な方・丈夫な方・刺激に強い方には分かりませんが、
『極度に体力が落ちている方』・『激痛の方』・『身体が繊細な方』・『不安が強い方』では、ドーゼオーバーになります。
私が見た限りでは、技術の高い先生ほど、この事を踏まえているので短時間で、ポイントを絞って結果を出しています。
私の場合は、その日の患者さんの【状態】を確認してから、【体質】・【症状】などを考慮して30分(前・後)で施術をしています。
その為、早く終わる時もあれば、少し時間がかかる時もあります。
ときどき、もっと治療をしてほしそうな方もいますが、『過ぎたるは及ばざるが如し』というように、ほどほどが良い結果につながっています。
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