埼玉県幸手市おかだ鍼灸院

子供の風邪を予防するツボ!(大人もお勧め)

子供の風邪とツボのお話

子供の風邪を予防するには、首の根元にある『大椎(だいつい)』のお灸がお勧めです。扁桃の腫れ・炎症を予防します。

【記事投稿日】令和6年10月23日

【筆者】岡田匡史(鍼灸師)

 

先日、小学生のお子さんを持つお母さんから、子供が頻繁に風邪を引き学校を休みがちなので、良い方法がないかとご相談を頂きました。

 

日常生活で、

  • 学校から帰ってきたら、うがい・手洗いをする
  • バランスの良い食事を摂る
  • 適度な運動をする
  • 十分な睡眠をとる

 

など気を付けていても、風邪を引いてしまう子がいます。

 

そのよう子供にお勧めのツボが『大椎(だいつい)』です。

大椎は、首の根元にあります。

 

風邪を引きそうな時に、首筋がゾクゾクして寒気を感じる事があると思いますが、風邪を予防するには首が重要です。

 

人間は、呼吸をして酸素を体内に取り込む時に、ウイルス・細菌なども一緒に侵入します。

 

しかし、喉には、リンパ組織の扁桃があるのでウイルス・細菌の侵入を防いでくれます。

 

日頃から大椎にお灸をすると、扁桃の腫れ・炎症を予防し、風邪の予防につながります。

■参考

大椎(だいつい)

[主治]頸項強、衂血、咽頭痛、扁桃腺炎、頭痛、脳溢血、脳膜炎、精神病等に効く

引用:鍼灸治療基礎学(医道の日本社)

『大椎の見つけ方』と『台座灸』

大椎の見つけ方は、頭を下げて一番出っ張る骨(第七頸椎棘突起)の下にツボを取ります。

 

 

ここに、台座灸を行ないます。

台座灸は、温熱レベルが『温かいタイプ』~『熱いタイプ』まで様々あるので、子供には一番弱いタイプで行います。

 

また、子供は大人と違って刺激に敏感なので、熱く感じたら早めにとってあげます。

 

お灸をしたところが、汗ばんでいたら『タオル』または『ティッシュ』で拭いて終了です。

 

 

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