更新日)令和2年9月19日
改訂日)令和3年3月27日
「まばたきをすると、目がゴロゴロして痛い!」と、いう事はありませんか?
時々、おかだ鍼灸院に来られる方の中に、上記のような症状を訴える方がいます。
このような症状が起こる時は、『免疫力が低下』している事が多いです。
免疫力が低下していると、手に付着していた細菌(黄色ブドウ球菌)が、まぶたをこすった時にまぶたにある脂腺や汗線に感染をする事があります。
このような病気を「ものもらい」と、言います。
医学的には、麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と呼ばれていて、名前の通りにまぶたに麦のようなしこりが見られます。
この「ものもらい」ですが、鍼灸ではお灸が良く効きます。
どのツボを使えば良いのかというと、
二間(じかん)と呼ばれるツボと、曲池(きょくち)と呼ばれるツボです。
これらにお灸をすると、痛みや腫れが引いていきます。
【参考】
[主治](沢田先生の穴)眼瞼の麦粒腫(ものもらい)、子供の便秘。おしなべて小児のムシ(疳などを指す)を治する。<引用:鍼灸治療基礎学(医道の日本社)>
二間は、人差し指にある「ツボ」です。
このツボの見つけ方は、
このツボにお灸をすると、ものもらいの『痛み』や『腫れ』が引きやすくなります。
以前、『目がゴロゴロする・・』と、言っていた方に、お灸をすると『目のゴロゴロが楽になってきた!』と、言われた事もありました。
毎回、即効性があるわけではありませんが、毎日続けていると、痛みや腫れが引いていきます。
曲池は、肘にあるツボです。
このツボの見つけ方としては、
このツボに、お灸をすると「ものもらい」の痛みや腫れが徐々に引いてきます。
【参考】
[主治]皮膚病を主る。化膿予防、突き目、眼瞼炎、麦粒腫、フリクテン(俗にいうメボシ)、トラホーム、パンヌス、老眼等の妙穴である。
<引用:鍼灸治療基礎学(医道の日本社)>